衆院選千葉12区は浜田氏11選(千葉県)
第50回衆議院議員選挙の投開票が、27日に行われた。4氏が立候補した千葉12区は、強固な地盤と知名度を背景に、自民前職の浜田靖一氏(69)が11回目の当選を果たした。 今回、千葉12区には、浜田氏のほか、立民前職の樋高剛氏(58)、維新新人の地引直輝氏(45)、共産新人の葛原茂氏(73)の4氏が、政治とカネや経済政策などを巡って論戦を展開。幅広い支持を集めた浜田氏が安定した戦いぶりで56・5%の得票率となり、野党3候補を大きく引き離す結果となった。 全体では、自民党が獲得したのは191議席にとどまって単独過半数の確保はならず、連立を組む公明党と合わせても215議席と過半数に届かなかった。一方、立憲民主党は選挙前の98議席から大幅に増やし、148議席を確保する結果となった。 解散から投開票まで18日間の「短期決戦」となった今回の選挙。首相就任から8日後の解散は戦後最短で、派閥による裏金問題や物価高対策などの経済政策を争点に、各地で舌戦が繰り広げられた。 安房地域を含む千葉12区の投票率は、51・75%で、前回(52・2%)より0・45ポイント減。県全体では52・14%と前回(53・64%)よりも1・5ポイント減った。