「ナイトライダー」より

デビッド・ハッセルホフが主演を務めるカーアクションドラマ「ナイトライダー」。ＢＳ松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、2022年10月より全4シーズンを順次放送しており、3月31日(日)夜9時からは最終章となるシーズン4(全21話)の放送が開始する。初回は2時間スペシャルとなっており、それ以降は毎週日曜夜10時より放送される。 【写真】色褪せぬカッコ良さ…時代を先取りしたドリームカー「ナイト2000」 ■私立探偵機関の調査員・マイケルと人工知能「キット」による名コンビ 1982年にアメリカで放送がスタートし、40年以上経った今でも根強い人気を誇る本作。デビッド・ハッセルホフ演じる私立探偵機関の調査員“ナイトライダー”ことマイケル・ナイトのダンディな魅力に加え、いくつもの特殊装備と人工知能「キット」を搭載し、“言葉を話す機能”を持ちあわせたスタイリッシュなドリームカー「ナイト2000」の活躍に多くの人が心踊らせた。 物語は、若き敏腕刑事マイケル・ロングが産業スパイを追跡中に凶弾に倒れ、ナイト財団の総帥ウィルトン・ナイトによって辛くも命を救われるところから始まる。その後マイケルは顔を整形し、“マイケル・ナイト”としてウィルトンの養子になり、その志を引き継いで悪に立ち向かっていく――。 日本でも1980年代後半にレギュラー放送が開始すると、瞬く間に大ヒット。吹替版では、マイケル・ナイトを声優のささきいさおが、キットを野島昭生が担当した。常に冷静沈着でユーモアのあるキットと、自由気ままで美女大好きなマイケルとの絶妙な掛け合いが、作品の面白さにより磨きをかけている。 ■時代を先取りしたドリームカーや個性的なキャラクターたちに注目 本作の見どころといえば、なんといっても「ナイト2000」をはじめとするドリームカーの存在だろう。言葉を理解するだけでなく、まるで人間のようにユーモアを交えながら会話する様子は、ChatGPTをはじめとした現代のAIの先駆けとも言える。 2023年には青島文化教材社より、野島演じる吹替版キットの音声を収録したプラモデル「1/24 ナイトライダー ナイト2000 K.I.T.T. シーズンIVスキャナー音声ユニット付き」が発売されるなど、「ナイト2000」の人気は今なお健在だ。 また本作ではマイケルやキットだけでなく、個性的なキャラクターたちにも注目。マイケルが所属する「ナイト財団」の責任者で、マイケルの良き理解者のデボン、すご腕メカニックのボニーなど、お馴染みのキャラはもちろん、シーズン4からはボニーと同じくメカニックのレジナルドが初登場。そしてシーズン1と2に登場したマイケルの元恋人・スティービーもシーズン4で再登場し、物語を盛り上げる。 そして今回放送されるシーズン4の初回2時間スペシャル(第1話)では、 強力な新しい放射性物質を盗み出そうとする陰謀が渦巻く中、キットが装甲車・ジャガーノートに完全に破壊されてしまう。しかし、優秀なメカニック・チームの手によって、キットは奇跡的に再生され――。 といった内容が前編・後編にわたって描かれる。