まつもと大歌舞伎12日開幕 15日まで全6公演 長野県松本市
3年ぶりとなる信州・まつもと大歌舞伎(実行委員会主催)が12日、長野県松本市深志3のまつもと市民芸術館で開幕する。演目は「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」「流星(りゅうせい)」「福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいなば)」で、15日まで全6公演が行われる。中村勘九郎さん、中村七之助さんらが出演する。 市民芸術館の正面に大歌舞伎の開催を告げるのぼり旗や酒だるが飾られ、周囲は歌舞伎ムード一色に。期間中は誰でも立ち寄ることができる販売ブース「縁日横丁」を館内に設け、買い物や大道芸を楽しめる。 12日と13日は各日正午と午後4時開演、14日と15日は正午に開演する。当日券は若干枚数を用意し、開演1時間前に2階主ホール前で売り出す。 11日は通し稽古が行われ、公演時に会場案内やチケットのもぎりなどをする市民サポーター約300人が鑑賞した。松本市の主婦は「すばらしい舞台だった。これで心置きなくサポーター活動に専念できる」と話し、同市の会社員は「古典と新作があり、楽しめた。精いっぱいのおもてなしをしたい」と話していた。
市民タイムス