長野県松本市波田出身・米バレエ団所属の 清沢飛雄馬さんが凱旋公演へ
米国のジョフリーバレエ団に所属する、長野県松本市波田出身の世界的バレエダンサー・清沢飛雄馬(ひゅうま)さん(23)が10日、県庁で阿部守一知事と懇談した。「ドン・キホーテ」「くるみ割り人形」「フランケンシュタイン」など多数の作品で主役を務めた経験を振り返り「お客さんに何かを感じ取ってもらえるダンサーになって、長野県に帰ったときにそれを伝えられるようになりたい」と抱負を語った。 清沢さんは6~27日の日程で帰国しており、地元で予定している公演でパートナーを務める女優でアーティストのジュリエット・ドハティさんの妹、キーリー・ドハティさんらと県庁を訪れた。 清沢さんは、9歳まで松本市波田で過ごした後、ウクライナ国立キーウバレエ学校や米国の学校で研さんを積んで、17歳でジョフリーバレエ団と契約した経緯などを語った。地元の子供や若者へのメッセージを求められると、自身の経験を踏まえ「夢を持って、どんな小さなチャンスでもしっかりつかんで夢を実現してほしい」と語った。 プロになって初の地元公演は19日午後7時から、松本市の波田文化センター(アクトホール)で行われる。一部でトークライブを、2部でパフォーマンスを予定している。20日にはまつもと市民芸術館でバレエ&コンテンポラリーワークショップを開催する。
市民タイムス