NISA拒否の小倉優子、ドル貯金の広末涼子、プロ宣言の杉村太蔵…株暴落でみえた芸能界「投資事情」
日経平均株価の乱高下に芸能界からも悲鳴の声が上がっている――。 8月5日の東京株式市場では史上最大の下げ幅となる4451円安を記録。これにNISAなどで資産運用している元『HKT48』兒玉遥はX(旧ツイッター)で デパ地下買い物、紹興酒でホロ酔い、彼氏とバイク2人乗り…広末涼子「オーラ満点」写真 《今日の日経下げすぎてて泣いちゃう 米国株も持ってる個別株爆下がりでやばい、、、(単なる調整と思いたい)》 と投稿。熱戦続くパリ五輪をリポートする元卓球金メダリストの水谷隼は、暴落する日経平均株価の画像を投稿し 《時差ボケ?》 とポツリ。タレントのJOYもXで 《日経終値4451円安。。下げ幅、歴代最高よね?S安は一体何銘柄あったのよ。俺の保有は、、、聞かないで 体調いいのに熱出てきたよ》 と嘆きの声を上げた。 今回の暴落は米国景気の後退懸念や、日銀の利上げ(のちに態度軟化)に伴う円高進行など、さまざまな要素が絡み合った。日本株は昨春から上昇一途だったこともあり、反動によるダメージも大きかった。 さらに傷口を広げたのは国が一丸となって勧めた新NISAだ。 年初から始めた投資初心者は資産の急減を目の当たりにし、パニックに。4451円安という歴史的大暴落は“NISA民”によるパニック売りが拍車をかけた一面もある。 そんななか、一部で“神格化”されたのが、小倉優子だ。 今年1月放送の『ニュースを知ればボロ儲け?!~がっぽりNEWS!2024』(ABCテレビ)に出演した際、新NISAについて 「国が推してるものにいいものがあるのかな。何か裏があるんじゃないか」 「“ほったらかしにしていても”とか、夢だとか、そんな甘い話は世の中にはない」 と毅然と言い放った。 「この発言が一部メディアで切り取られ『ゆうこりん株急上昇』と報じられました。ネット上でも『ゆうこりん、スゲー』と称賛の声が上がっています」(スポーツ紙記者) だが、当の小倉が本当に損失を回避できたかどうかは定かではない。関係者によれば 「少なからず、小倉さんも損はしていますよ」 と語る。 小倉は今年2月、動画で一家の保険を見直したことを報告。小倉は長男(12)の誕生時に日本の保険会社の学資保険に加入し、次男(7)誕生時に海外の貯蓄型ドル建て終身保険に入った。そこから新たに「米国社債」としてグーグル、アップル、アマゾンなど米大手企業の社債を購入。 iDeCo(個人型確定拠出年金)にも入り、『eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)』と『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』を選んだという。 「年初からオルカンとS&P500を回しているのであれば、先の全世界同時株安でマイナスだと思いますよ。ドル建ての終身保険は7年前スタートなら、10%は浮いているはずです。円高を先読みして解約している人も多いので、彼女もそうしている可能性はありますが」(中堅証券会社社員) 知らぬ間に「カリスマトレーダー」扱いされている小倉だが、“無敗”ということはありえなさそうだ。 昨年不倫騒動で話題となった女優・広末涼子も“財テク”の達人だ。 ’22年に出演した音楽番組では「今年一番驚いたこと」を聞かれ 「円安」 と即答。 「150円台は驚きました」 と目を丸くし 「ドル貯金していてよかったですね」 と笑顔だった。1ドル=110円で計算することが多かったため、急激な円安は衝撃だったという。 「2年前の1ドル=150円台を飛び越え、今年は1ドル=160円超まで円が下落しました。最近は日銀の為替介入や利上げ観測などもあり、円高になりつつありますが、それでも1ドル=110円にはほど遠い。為替の激動期に広末さんがいくら儲けたのか気になります」(前出・スポーツ紙記者) もはやタレント以上に投資家として成功を収めるのが、元衆院議員の杉村太蔵だ。 今年3月に放送された読売テレビの番組で、杉村は投資について 「300万円投資できる方が4%利回りを出せました。すごい好成績です。だけど年間12万ですよ。そんなことでハラハラドキドキするぐらいだったら、毎月1万円ずつ節約した方が1年後貯まりませんかというのが僕の考え。投資は貧乏な人が絶対にやっちゃいけない」 と熱弁。投資を勧める政府に対し 「投資をしたら資産が増える。そんな幻想を抱かせるなって政府に言いたい。俺みたいなプロだったらいいけどド素人が手を出すなというのが僕の意見」 とまくし立てた。その時は司会の今田耕司から 「おまえ今日で引退する気か?」 と呆れられていたが、今となっては芯を食った提言だったのかもしれない。 まさかの世界同時株安があぶりだした芸能界の“投資事情”。今後、どのタレントの言葉を信じてみるか、これを機にじっくり吟味してみるのも面白いかもしれない――。
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