なんで救急車にヘビ?出動1回で4万5000円 巳年に考える適切利用の重み
【2023年救急車】 救急出動件数:763万7,967件(前年比5.6%増) 搬送人員:663万9,959人(前年比6.8%増) 軽症者が全体の約半数を占めており、安易な救急車利用が問題視されているほか、救急医療従事者の人手不足も深刻化しており、救急体制への負担が増大しています。 ■救急車の有料化 救急車1回の出動には、およそ4万5000円の経費がかかるとされています。茨城県では救急車の適正利用を促すため、2024年12月から救急車要請時の緊急性が認められない場合、一部の大病院において「選定療養費」の徴収が開始されました。 ■#7119の利用を! 消防庁は『#7119』救急安心センターの利用を呼び掛けています。このサービスでは、医師や看護師が電話口で症状を確認し、救急車が必要か、急いで病院に行くべきか、近隣の受診可能な医療機関を案内します。 消防庁では『♯7119』の全国普及を進めており、消防庁のホームページによりますと、2024年11月現在全国に36センターがあり、うち24センターが24時間対応を行っています。(【画像】参照) ■巳年と命の象徴 救急車の適切な利用は、自分の命、大切な人の命を守ることにつながります。巳年の年始め、ヘビのマークを付けた救急車の利用について改めて考える機会にしてみてはいかがでしょうか。
長崎放送