新型スバル・フォレスター デザイナーに聞く「こだわり」 ボンネットに秘密
新型フォレスター LAでデビュー!
10月16日、ロサンゼルスで開催されているオートモビリティ・ロサンゼルスにて新型フォレスターの実車がお披露目された。 【写真】新型スバル・フォレスター どう変わった? 先代と内外装を比較【ディテール】 (134枚) 実はオートモビリティ・ロサンゼルスとは、「LAオートショー」のメディア&関係者デーのことでこの日1日だけがLAオートショーではなくオートモビリティ・ロサンゼルスと名付けられている。 スバルが発表したのは新型フォレスターのプロトタイプで2025年モデルとなる。プロトタイプとされているが、実際には2024年春夏以降におそらくはほぼこの形のままで米国で販売される見込みだ。 ちなみにスバルは近年、LAオートショーに並々ならぬ気合いを入れて新型車を発表している。 というのも、スバルはアメリカ市場での販売が非常に好調だからである。スバルは1968年、わずか332台の輸入販売からはじまり、2006年以降は急激な販売台数の伸びを記録している。 米国では多くの日本車が走っているが、スバルは日本の自動車メーカーの中でも最も成功しているブランドと言える。 2022年サプライチェーンの混乱や半導体不足を理由にほとんどのメーカーが米国での販売台数を大幅に落としているが、その中でもスバルは減り具合が最も少ないことで知られている。 筆者は2021年からLAオートショーの取材に訪れているが、2021年はスバル・ソルテラのデビュー、2022年はインプレッサがフルモデルチェンジが発表されている。 LAオートショーは比較的こじんまりとしたショーであるが、例年、スバルブースでのプレス発表には非常に多くの報道陣が集まり、異次元の盛り上がりを見せる。 今年もプラスティックではない、本物の樹木や植栽類をふんだんに使用したブースには多くの報道陣が新型フォレスターの登場を固唾をのんで見守っていた。 さらに久しぶりに日本から社長の登壇もあった。華やかなステージに姿を現したのは今年3月に代表取締役社長CEOに就任した大崎篤氏だ。 米国におけるスバル車の好調ぶりやフォレスターのこれまでの歩み、新型フォレスターの特徴と、およそ1年後に初めてのハイブリッドモデルが導入されることを発表した。 様々な新しい試みが盛り込まれた新しいフォレスターだが、特にこれまでのキャラクターラインを廃止し、力強いSUVのイメージが強く打ち出されたデザインについて、チーフデザイナーである高松雄輝氏(商品企画本部デザイン部)に現地でそのこだわりを聞いてみた。