石倉洋行が劇的逆転勝利で2連覇達成/ボートレース唐津
ボートレース唐津の「第15回虹の松原カップ」は26日、最終日を迎えた。注目の12R「優勝戦」は今年8Vを数える中辻崇人が絶好枠に座る。初日から調整フィットで、いつも通りに伸びは誰にも負けない。加えて今節は、使用2人目で素性が分からない54号機ではあったが、乗り心地に加えて旋回後の押し感も軽快。準優後は「準優は前半のチルト3から0に戻して足は全然問題なかった。ここまでバランスが良くて全部いいのは最近ない」とコメント。対戦相手の誰もが一目置く仕上がりで、今年9Vを飾る確率は極めて高いと思われていた。 コース取りはスタート展示同様に3号艇の島川海輝が3カドを選択。コンマ03としっかりスタートを踏み込んだ島川はのぞく展開で、今年4回目の優勝を飾るかと思われたがインから伸び返した中辻が応戦。両者がやり合う間に、石倉洋行と安河内将が差して先頭争いへ。バックは石倉が1艇身ほど前を走っていたが内から食い下がる安河内が1周2マークを先マイ。石倉が差し返せるのかが焦点となったが、グリップと立ち上がりが来ている石倉は落ち着いて差し返すと抜きで勝利を挙げた。 唐津はケガから復帰後の初優勝を飾った6月一般戦(逃げ)に続く2連覇を達成。通算では12回目のVゴール。島川の猛追をかわした中辻が3着。2連単2-4は1万650円(17番人気)、3連単2-4-1は1万9580円(38番人気)で波乱の幕切れだった。
マクール