=LOVE ソロインタビュー Vol.10:山本杏奈 「どんな形でも幸せでいてほしい」ファンへの実直な想い
指原莉乃がプロデューサーを務め、2017年にデビューした=LOVE(通称、イコラブ)。メンバーそれぞれの自己プロデュース力の高さで女性アイドルグループとしては異例の女性人気を誇るグループへと成長し、“女の子が憧れるアイドル”の第一線を走ってきた。今回リアルサウンドでは=LOVEメンバー全員に個別インタビュー。これまでの活動を振り返り、メンバー自身が憧れる存在、そしてアイドルとして自分がファンに与える影響についてどのように考えているのか、ひとりずつリレー形式で答えてもらった。第10回となる最終回は山本杏奈へのインタビューをお届けする。(編集部) 【写真】ヘソチラ衣装がキュートな=LOVE ■グループ名を冠する「=LOVE」への想い ーー今年の9月で=LOVEとして7周年を迎えます。これまでの活動を振り返って、特に印象的だったこと、幸せだった瞬間はいつですか? 山本杏奈(以下、山本):ライブの一回一回がとても大切なのですが、WINTER TOUR『You all are “My ideal”』の日本武道館公演を観に来てくれた両親が、誰もが知っている日本武道館のステージに立てたことを喜んでくれたことが印象的でした。あの時はまだコロナ禍で、キャパシティも半分の状態で開催したのですが、日本武道館に立てたことがとても幸せでした。その後の=LOVE全国ツアー2023「Today is your Trigger」ではフルのキャパシティで日本武道館でのライブをやらせていただいたことも楽しかったです。 ーー=LOVEはこれまでたくさんの楽曲をリリースしてきました。特にお気に入りの楽曲や衣装はありますか? 山本:「=LOVE」です。歌詞や曲調ももちろん好きなのですが、この曲は自分たちにとっても特別な曲だと思いますし、どこでパフォーマンスしても安心感があります。何度もパフォーマンスしてきた曲なので、思い入れが強いです。「絶対アイドル辞めないで」の衣装はデビューして7年経ちましたが、今でもこんなに可愛いアイドルらしい衣装を着られるんだという喜びと驚きがありました。 ーー=LOVEは今や多くの人に憧れられる存在になっていると思いますが、山本さんが“憧れる存在”は誰ですか? 山本:山本彩さん、鈴木愛理さん、柏木由紀さんが憧れの存在です。山本彩さんはイコラブに入る前からずっとアイドルとして憧れていた存在です。鈴木愛理さんと柏木由紀さんはお仕事でお会いして、ずっとキラキラと輝いていてファンの方だけではなくスタッフさんにも幸せを届けている方なんだと感じました。自分もそういう存在になりたいと改めて実感しました。 ーー6月22日にMVが公開された17thシングル『絶対アイドル辞めないで』では、アイドルファンが思うアイドル像について=LOVEのファンを超えて大きな話題を呼びました。山本さんは理想のアイドル像としてどのようなものを考えていますか? 山本:ファンの皆さんは「私たちに幸せでいてほしい」とよく言ってくださるのですが、逆に私もファンの方たちにはどんな形でもいいので幸せでいてほしいなと思っています。イベントのお話し会などで、お仕事の話や恋愛相談など、いろいろなお話をしてくださる方がいらっしゃるので、みなさんの相談にも乗ることができるようになりたいです。アイドルとして、ファンの方たちをポジティブにできる力を常に持っている存在でありたいと思います。 ーー9月には=LOVE 7周年コンサート『=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT』開催も発表されています。このライブで挑戦してみたいことや、やってみたいことはありますか? 山本:前回の=LOVEアリーナツアー2024「Tell me what's more than "LOVE"」で得たものや学んだものを全部活かせるような大きな会場なので、どこにいても楽しんでもらえるライブにしたいと思います。ですが、やっぱり周年コンサートは大規模なお誕生日会のようなコンサートだと思っているので、メンバーもファンの皆さんも、とにかく楽しくて幸せな一日にできたらいいなと思います。 個人的には、ずっと夢だったポップアップに前回のツアーで挑戦させてもらったのですが思ったよりも難しかったです。もしまたポップアップに挑戦する機会があれば、もっとかっこよく登場し、自信を持った表情でダンスを踊りたいです。 ーー初回のリレーインタビューには、大谷映美里さんが登場していました。大谷さんを動物に喩えると何ですか? 山本:よく言われていますが、猫ですね。一見クールに見えるのですが、アイドルとしての活動、プロデュースのお仕事など、一つ一つにとても真剣で、愛や熱意を注ぐタイプです。その二面性が猫のようだなと思います。
佐々木翠