パリ五輪銅の美しき剣士がナイスピッチ! フェンシング女子サーブル団体・福島史帆実「75点」始球式
◇SMBC日本シリーズ2024第5戦 DeNAーソフトバンク(2024年10月31日 みずほペイペイD) パリ五輪のフェンシング女子サーブル団体銅メダルの福島史帆実(29=セプテーニ・ホールディングス)が31日、SMBC日本シリーズ2024第5戦で始球式を務めた。 背番号「627」のユニホームを着て登場した福島は、大きく振りかぶり見事な投球を披露。何度も小さく跳び上がって喜びの笑顔を見せた。 大役を終えると「福岡県出身なので、8月にも一度観戦に来たことがあるみずほペイペイドームで日本シリーズの始球式ができて光栄でした。投球練習の時の方が上手にできた気がしますが、今日の点数を付けるなら75点です。選手の皆さんには悔いなく戦ってほしいです」とコメントした。 パリ五輪の日本は女子サーブル団体の3位決定戦に、江村美咲(25=立飛ホールディングス)、高嶋理紗(25=オリエンタル酵母工業)、福島、尾崎世梨(22=ミキハウス)の陣容で臨み、準決勝でウクライナに敗れたが、3位決定戦で完全アウェーの中で、フランスを45─40で下し銅メダルを獲得した。 ◇福島 史帆実(ふくしま・しほみ)1995年(平7)6月19日生まれ、福岡県宗像市出身の29歳。福岡県が行っているタレント発掘事業でフェンシングへの適正を評価され、高校1年生で競技を始める。中学では陸上部。フェンシングを始めて2年半でインターハイ優勝し、2016年、2020年の二度全日本選手権制覇。2017年ユニバーシアードでは団体戦で金メダルを獲得。2021年東京五輪は団体戦に出場し5位入賞。2022年世界選手権では団体戦で銅メダルを獲得。2024年パリ五輪ではキャプテンを務め団体戦で女子サーブル史上初の銅メダルを獲得。