「宝塚だから許される事など一つもない」現役劇団員で死亡した劇団員の妹が訴え 歌劇団に「姉の死を軽視し問題を曖昧化しているいとしか思えない」
【公開された女性の妹の「訴え」全文】
私は遺族として、大切な姉のため、今、宝塚歌劇団に在団している者として想いを述べます。いくら指導という言葉に置き換えようとしても、置き換えられない行為。それがパワハラです。 劇団員は宝塚歌劇団が作成した【パワーハラスメントは一切行わない】という誓約書にサインしています。 それにもかかわらず、宝塚歌劇団は、日常的にパワハラをしている人が当たり前にいる世界です。 その世界に今まで在籍しれきた私から見ても、姉が受けたパワハラの内容は、そんなレベルとは比べものにならない悪質で強烈に酷い行為です。 厚生労働省のパワハラの定義を見れば、姉が受けた行為は、パワハラ以外の何ものでもありません。 宝塚は治外法権の場所ではありません。宝塚だから許される事など一つもないのです。 劇団は今に至ってもなお、パワハラをおこなった者の言い分のみを聞き、第三者の証言を無視しているのは納得いきません。 劇団は生徒を守ることを大義名分のようにして、パワハラを行った者を擁護していますが、それならば、目撃したパワハラを証言してくれた方々も、姉も同じ生徒ではないのですか。 そもそも【生徒】という言葉で曖昧にしていますが、パワハラを行った者はれっきとした社会人であり、宝塚歌劇団は一つの企業です。 企業として、公平な立場で事実に向き合うべきです。 スケジュール改革や、各種改善策に取り組んでいるような発表をしていますが、姉の死を軽視し、問題を曖昧化しているいとしか思えません。 これ以上姉と私たち遺族を苦しめないでください。 姉は体調を崩している訳でも、入院している訳でもありません。 二度と帰ってきません。 姉の命の重さを何だと思っているのでしょうか。 劇団は「誠意をもって」「真摯に」という言葉を繰り返して、世間にアピールしていますが、実際には、現在も遺族に誠意をもって対応しているとは思えません。 これ以上無駄に時間を引き伸ばさないでください。 大切な姉の命に向き合ってください。