日本の学術書を多数翻訳 政治大学助教、周俊宇さん死去 享年43歳/台湾
(台北中央社)多数の日本の学術書を中国語に翻訳するなどした政治大学台湾史研究所(台北市)の助理教授(助教)、周俊宇さんが25日午前、入院していた病院で死去した。享年43歳。 同所によると、周さんは同大中国文学科を卒業後、同所修士課程の第1期生として入学。その後は兵役を経て、2020年に東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻の博士号を取得。21年から助理教授として教壇に立っていた。 日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は26日、フェイスブックを通じ「将来を嘱望された研究者」だったと周氏の功績を評価。翻訳などで同協会の事業にも熱心に協力したとして哀悼の意を示した。 (許秩維/編集:齊藤啓介)