ジェームズ・ガン監督が手がける完全新作の『スーパーマン』日本公開決定 特報映像も公開
ジェームズ・ガン監督が手がける新生DCスタジオの第1作となる長編映画『スーパーマン』が、2025年夏に日本で公開される。 【動画】映画『スーパーマン』特報映像 1938年にアメリカの出版社DCコミックスから発行されたコミック『Action Comics #1』で初登場したスーパーヒーローのスーパーマン。その歴史は、日本でもおなじみのバットマン、ジョーカー、スパイダーマン、アイアンマン、キャプテン・アメリカといった数々の人気キャラクターよりも長く、アメコミ史上最も歴史のあるヒーロー=アメコミヒーローの原点としてこれまで世界中で愛され続けてきた。その歴史の中でこれまで幾度となく映像化されてきたスーパーマンだが、本作は完全な新作映画となる。 今回新たにスーパーマン/クラーク・ケントを演じるのは、デイビッド・コレンスウェット。無敵なヒーローとしてのスーパーマンと、正体を隠すため大手メディア「デイリー・プラネット」で新聞記者として平凡に働くクラーク・ケントという全く異なるふたつのキャラクターを演じる。ガン監督も「デイビッド・コレンスウェットは演技の素晴らしさでみんなを驚かせるでしょう。彼は私が今まで一緒に仕事をした中で最高の俳優のひとり」と太鼓判を押している。 またスーパーマンの正体を知る恋人であり、同じくデイリー・プラネット社で働くロイス・レインを演じるのは、レイチェル・ブロズナハン。スーパーマンに“正しさ”を示す道標として彼を献身的に支えながらも、日々試行錯誤し葛藤する様子を熱演する。そして、スーパーマンの最大の宿敵であり、最高の頭脳を持った天才大富豪レックス・ルーサーを演じるのは、ニコラス・ホルト。彼はスーパーマンを地球にとって危険な存在であると考え、対抗心を燃やしている。自力で億万長者となり、その巨万の富でハイテク兵器と武器の開発を進め、スーパーマンを打ち倒すべく、その時を待っている。 併せて公開となった超“スーパー”特報は、スーパーマンが戦いで傷つき、雪原に落下してくるという、これまでの完全無欠なスーパーマンのイメージを覆す衝撃的なシーンから幕が開ける。そんな彼のもとに大きな雪しぶきを上げながら一目散に駆け寄ってくるのは、彼の愛犬であり、相棒であるスーパードッグのクリプト。今回の特報ではクリプトが、小さな体ながらも、傷ついたスーパーマンのことをたくましくくわえ、懸命に助けようとする姿が映し出される。ガン監督は「この映像以上に、クリプトにはたくさんの魅力があります。」と語っている。 さらに、スーパーマンが正体を隠し、デイリー・プラネットの記者・クラーク・ケントとして平凡に働く様子や、彼の同僚、そして恋人でもありながら、最大の理解者であるロイス・レイン、そして莫大な富を持つ巨大企業レックス・コープのCEOであり、スーパーマンの失墜を目論む、最大の宿敵のレックス・ルーサーも登場し、スーパーマンが既に世界に溶け込みながら、地球を守るために日々戦っている様子が収められている。 映像後半では、多くの人々が「スーパーマン」の名前を連呼する声とともに、スーパーマンが爆発から人を守るシーン、子どもがスーパーマンに何かを願うシーンなど、希望の象徴としてのスーパーマンが描かれる反面、市民が彼を取り囲み、石を投げつけるシーンも映し出されており、スーパーマンの存在が決して、絶対的で完全なものではないことが伺える。監督は「スーパーマンがひとりの“人間”としてどういう人なのかを、ということを描いています。冒頭でこれまでのスーパーマンとは違った側面を観ることになります。なので、このファーストカットはとても良い場面だと考えています」と、本作で描かれるスーパーマンは、これまで描かれてきたスーパーマンとは違い、等身大の“人間”として描かれることを示唆している。 また、特報映像にはジョン・ウイリアムズの名曲「スーパーマン」のテーマ曲をアレンジした楽曲が使われており、1978年に公開された『スーパーマン』(主演:クリストファー・リーブ)へのリスペクトと愛を感じると同時に、新たな『スーパーマン』への幕開けに期待が膨らむ内容となっている。 ガン監督は本作の製作にあたっての気持ちを振り返りながら、「僕は、自身を興奮させ、感動させ、本物だと感じられる物語を作りたかったんです。そして、究極の善人である、スーパーマンというキャラクターの原点に忠実なスーパーマンにしたかった。この映画を通じて“優しさ”とは何か、“善人であるということ”とは、ということを皆さんに伝えたいと考えています」とコメントを残している。 <作品情報> 映画『スーパーマン』 2025年夏公開 (C)& TM DC (C) 2025 WBEI