久保建英「スピード」の重要性語る アディダス新スパイク記念イベント 「人生初」スポーツカーで登場
日本代表MF久保建英(23=Rソシエダード)が12日、千葉市内で行われたアディダス社の新スパイク「F50」発売記念イベントに参加した。先発出場したW杯アジア2次予選のシリア戦から一夜明け。スパイク仕様に特別デザインされたスポーツカーで登場した久保は「人生で初めてスポーツカーに乗ったので、気分が高揚しています」と笑顔を見せた。 スピードをコンセプトに開発された「F50」は、04~15年にスピードスターに愛されてきたモデル。今回は9年ぶりの復活となった。シリア戦で着用した久保は「まずは軽さが凄くある。最近僕が成長を感じているスピードの部分でも、100%のスピードを出せるスパイクになっている。ただ軽いだけではないというところを、皆さんも感じてもらえればと思います」と感想を口にした。 スピードの重要性が増す現代サッカー。久保は「技術が追い付かない選手でもスピードがあれば戦っていけるという半面、僕のように技術中心で頑張ってきた選手はスピードが必要になってくる。厳しいサッカー界で生き残っていくために、一番重要視されている部分がスピードだと思う」と言う。自身も2年前から下半身の筋トレを取り入れていることを明かし、「このF50の力を借りて、僕も生き残っていけるように頑張りたい」と力を込めた。 今季は初めて欧州CLを経験するなど、クラブで公式戦41試合に出場。代表では1月のアジア杯に参戦し、タフなシーズンを戦い抜いた。この日からオフに入った久保は「まずいったんリフレッシュして、来シーズンはF50のように進化したプレーを見せたい」と見据えた。