代引き詐欺って一体何ですか? お金を払ったらもう取り返せないの?
代引き詐欺とは、受取人が代金引換で商品を受け取る際に発生する詐欺です。近年、代引き詐欺は巧妙化しているため、自分は大丈夫だと思っていても、巻き込まれる可能性があるかもしれません。そこで今回は、代引き詐欺の手口と被害を防ぐための対策、そしてお金を取り戻す方法について詳しく解説します。 ▼セルフレジになったら「客に仕事をさせるのか!」と暴言を吐かれた! 仕事だし我慢するしかないの?
代引き詐欺とは
代引き詐欺とは、注文した覚えのない商品が代金引換で送られてきて、受取人がだまし取られてしまったり、インターネット通販で正規品だと思って購入したら実際届いたのは偽物だったりする詐欺のことです。 全国の消費生活センターには、インターネット通販での「偽物」に関する相談が多数寄せられており、その中でも代金引換サービスを利用したトラブルが増加しているようです。国民生活センターによると、消費生活センター等に寄せられた代引き配達関連の相談の割合は表1の通りです。 表1
※独立行政法人国民生活センター「偽物が届くインターネット通販トラブルで“代引き配達”の利用が増加しています!!」を基に筆者作成 この結果からも分かるように、インターネット通販における代引き詐欺は近年急増している傾向にあるようです。2020年度には偽物関連の相談の約5割を占め、2021年度以降は約6割に達しています。
代引き詐欺で代金を払った場合、返金されるかどうかはケース・バイ・ケース
結論からいうと、代引き詐欺で誤って代金を支払ってしまった場合、返金されるかどうかはケース・バイ・ケースだと考えられます。代引き詐欺に遭い商品代金を支払ってしまった場合、まずは警察や消費者ホットラインなどの公的機関に相談しましょう。 大手ECモールやプラットフォームから商品を購入し、誤って支払いをした場合には、プラットフォームのカスタマーサポートへ連絡するのもひとつの方法です。
代引き詐欺にあわないため少しでも怪しいと感じたら取引しない
代引き詐欺に遭わないためには、少しでも怪しいと感じたら取引を避けることが重要です。特に「偽物」が届く通販サイトには以下の特徴があります。 ●販売価格が大幅に値引きされている ●日本語の表現や文章がおかしい、または不自然な表現が多い ●販売業者の名称や住所、電話番号などの情報がサイトに表示されていない ●支払い方法が「代引き配達」しか選択できない ●クレジットカードで注文したにもかかわらず一方的に「代引き配達」に変更される ●「代引き配達」の送り状で、販売業者の名称(会社名、サイト名)と異なる「依頼人」が記載されている これらの特徴が見られる場合は、その通販サイトが詐欺の可能性が高いと考えられます。通販を安全に利用するためにも、信頼できるサイトでの買い物を心がけることが大切です。
まとめ
代引き詐欺とは、注文した覚えのない商品が代金引換で送られてきて、受取人がだまし取られてしまったり、インターネット通販で正規品だと思って購入したら実際届いたのは偽物だったりする詐欺のことです。 代引き詐欺に遭った場合、一度支払った代金は取り返せるかはケース・バイ・ケースだと考えられます。被害に遭わないためにも、信頼できる通販サイトや事業者からの購入を心がけることが重要です。 出典 独立行政法人国民生活センター 偽物が届くインターネット通販トラブルで“代引き配達”の利用が増加しています!! 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部