農家カフェに学ぶ「緑茶」消費拡大のヒント
<取材後記> 仕事外で、日本茶カフェを訪れるようになった。名古屋市で三重県の伊勢茶を専門に売る日本茶カフェでは、カフェスペースは満員。茶の直売スペースにも人がたくさんいた。外国人も多く、店員はスマホを使ってスムーズに試飲を勧めていた。 その他にも、愛知県のカフェには人が多過ぎて入れなかったり、岐阜県では子ども連れの家族やカップルが茶を楽しんでいたりするのを見た。茶のスイーツが目当ての人は多いが、土産で緑茶を買って帰る人も少なくない。 入り口が和紅茶やスイーツであっても、そこにおいしい緑茶や茶畑の風景など、緑茶の魅力を知る機会があれば、若い世代でも緑茶に興味を持つ。若い世代は、まだおいしい緑茶を知らない。緑茶とのきっかけづくりが必要だ。(古庄愛樹)
日本農業新聞