【中日】3位・森駿太、「小さい打撃は求められていない」球団では2012年高橋周平以来の高卒1年目での本塁打へ意欲
中日からドラフト3位指名された神奈川・桐光学園高の森駿太内野手(17)=187センチ、91キロ、右投げ左打ち=が24日、横浜市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸600万円で仮契約した。高校通算48本塁打を放った左の大砲は、2012年の高橋周以来となる高卒1年目での本塁打に意欲を見せた。 飛びっきりのインパクトを残したい。仮契約を終えた森は、打席に立つ自分を想像した。「小さい打撃は求められていないと思うので、体を大きく使いたい。ホームランを打てるように頑張ります」。思い描くのはもちろんホームラン。球団では実に13年ぶりとなる、高卒1年目での一発に狙いを定めた。 ルーキーイヤー限定の挑戦へ、まずは体力づくりから。練習、試合とハードなプロ生活を見据え、「143試合を戦い抜く体づくり。練習もよりハードになると思うので、トレーニングを重点的にやっています」と現在も練習に励む。体重は1月の入寮までに4キロ増の95キロを目標とする。「プロテイン、ビタミン、必須アミノ酸を意識して摂取しています」と栄養面の知識を深め、増量に取り組んでいる。 契約金の使い道については「今は何も考えられないです。両親にも何か形で恩返しできれば」とはにかんだ17歳。12月25日のクリスマスが誕生日。小学時代から野球漬けで、高校では冬休みの合宿と重なっていた。「誕生日を家で過ごしたことがない。今年は家族で過ごせると思います」。入寮を前にクリスマスの家族だんらんを楽しみにしている。
中日スポーツ