大分県別府市に住む高齢の女性が警察官や検事を名乗る人物からの電話を信じ、現金およそ850万円を騙し取られるオレオレ詐欺の被害に遭っていたことがわかりました。

別府警察署

被害に遭ったのは別府市の70代の女性です。警察によりますと、2024年9月、女性の家の固定電話にカスタマーセンターの職員を名乗る男から「暴力団があなたの名前や電話番号を使って金を借りている」などと連絡がありました。 そして、電話を代わった警察官を名乗る男から「取り調べをする」などと言われたということです。その後、検事を名乗る男から電話があり、「あなたの口座は凍結されて使えなくなる。今のうちに全ておろして」などと言われ、自宅の玄関の前に現金を置くよう指示され、846万円をだまし取られたということです。 警察は「警察官や検事が現金を預かることはない」として、こうした電話に注意するよう呼びかけています。