【歯周病菌がアルツハイマーの原因!?】40代からの「ボケない生活習慣」5選|美ST
【4:少し汗をかく程度のながら有酸素運動を週3回30分】 健康な脳をキープするための基本は適度に体を動かすこと。全身の血流が促進されることで脳の血流もよくなり老化も遅らせます。少しだけ汗をかくような30分程度の有酸素運動を週に3回ほど行うのが理想。手軽にできるウォーキングや縄跳び、エアロビクス、水泳など、自分の好みで選んで継続することが大事。また、2つのことを同時に行うとより脳が活性化するので、歌いながら歩くなども効果的。何もできないときは貧乏ゆすりを。
【5:オーラル環境を良好に保ち歯周病にならないようにする】 成人のおよそ70%が罹っていると言われる歯周病。マウス実験によると歯周病菌がアルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドβを約10倍にも増幅させるとの研究結果も。また、アミロイドβは噛むことが少ないと増えることもわかっており、歯が抜けている人ほど認知症を発症しやすいとも言われています。常に正しい歯磨きでオーラル環境を整えて、虫歯や歯周病を阻止することは健康な脳のためにも大事なポイントです。 ■教えてくれたのは…アルツクリニック東京院長順天堂大学名誉教授 新井平伊先生 ’84年順天堂大学大学院修了、順天堂大学大学院精神・行動科学教授を経て’19年より現職。専門は老年精神医学。日本で唯一の「若年性アルツハイマー病専門外来」や「健脳カフェ」を開設するなど、認知症予防、治療の第一人者。 2024年『美ST』10月号掲載 撮影/西崎博哉 取材/菊池真理子 再構成/Bravoworks,Inc. 〈過去流用分〉取材/森島千鶴子 再編集/大佛摩紀 イラスト/Green K