ハリス氏東部激戦州先行か トランプ氏と争奪戦過熱
【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は19日、大統領選の結果を左右する激戦州のうち、最も人口が多い東部ペンシルベニア州で実施した最新の世論調査を報じた。民主党候補ハリス副大統領(59)の支持率が50%で、共和党候補トランプ前大統領(78)の46%を4ポイント上回った。両陣営とも同州で集中的に選挙運動を展開し争奪戦が過熱している。 調査は両氏の一騎打ちを想定し、初対決だった10日の討論会後の11~16日に実施された。討論はハリス氏が優勢だったとの評価が多かった。人気歌手テイラー・スウィフトさんが10日、討論会直後にハリス氏支持を表明し、若者らの動向に影響を与えた可能性がある。 ペンシルベニア州の調査では、討論会でハリス氏の内容が良かったと69%が回答したのに対し、トランプ氏が良かったと答えたのは36%にとどまった。国民の関心が高い人工妊娠中絶の対応は59%がハリス氏の方が良いと回答し、トランプ氏と答えたのは34%だった。