勝って準決勝に臨みたいサンゴリアス、最終節で因縁の相手スピアーズと対戦。
S東京ベイのメンバーは、前節から先発15名で5名の変更。1番から4番は前節リザーブだった選手たちが揃って先発。PR紙森陽太、HO福田陸人、勢いある突進を見せたPR為房慶次朗、大黒柱のLOルアン・ボタだ。BKではFBリアム・ウィリアムズに代わって堅実なプレーが光る島田悠平が入る。
対する東京SGは前節から先発で8名の変更がある。こちらも同じく1番から4番までは前節リザーブの選手が先発する。見事なラインブレイクを見せたPR小林賢太、モールからのサイドアタックでトライをあげたHO宮崎達也、PR中野幹、LOサム・ジェフリーズだ。FWはこのほかFLにツイ ヘンドリックが入り、山本凱はリザーブへ。BKはWTB河瀬諒介、CTB尾崎泰雅、FBニコラス・サンチェスが先発し、江見翔太、イザヤ・プニヴァイはリザーブ。松島幸太朗は欠場する。
東京SGの堀越康介キャプテンは、前節終了後、ラインアウトが上手くいかなかったことついてこう話した。「あれだけミスしてしまうと、自分たちのプランが何もできなくなってしまいます。100点のスローと100点のジャンプで次のS東京ベイ戦は100%の獲得率を目指していきます」。S東京ベイもスクラム、ラインアウトは強く、フィジカルにも自信を持つチームだ。東京SGにとっては準決勝の試金石となる戦いだ。
個人賞レースでは、東京SGの尾崎晟也が現在13トライで、1位のマロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ)に2本差で迫っている。2年連続の最多トライゲッター受賞を狙いたい。レギュラーシーズン最後の試合は、これでシーズンを終えるチームにとってはファンへの感謝を示す場でもあり、来季への期待感を膨らませたい戦いだ。S東京ベイの選手たちはそんな思いで戦うだろう。一方で、東京SGは準決勝へ自信をつけたい試合だ。好試合を期待したい。
村上 晃一
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