勝って準決勝に臨みたいサンゴリアス、最終節で因縁の相手スピアーズと対戦。
3シーズン目のリーグンワンは、レギュラーシーズンの最終節を迎えた。昨年の王者クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)は、トップ4によるプレーオフトーナメントに進出することができなかった。これが今季の最終戦となる。一方、東京サントリーサンゴリアス(東京SG)は、3年連続でのトップ4を決めている。最終節は勝って3位を確定させ、2位東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)との準決勝に弾みをつけたい。
5月4日(土)、秩父宮ラグビー場、午後2時30分キックオフ。このカードで思い出されるのは昨季の準決勝の死闘だ。24-18とS東京ベイの6点リードを迎えた終了間際、東京SGのトライかと思われたシーンは、グラウンディングが認められず、S東京ベイが決勝に進出。埼玉ワイルドナイツを下して初優勝を飾った。今季は第1節(2023年12月10日)に対戦し、52-26で東京SGが快勝。前シーズンの雪辱を果たしている。
最終節での対戦は果たしてどんな戦いになるのか。前節、東京SGは、BL東京に27-36で敗れた。圧倒的に攻めてWTB尾崎晟也、CTBイザヤ・プニヴァイらがトライしながらBL東京の堅守に屈した。しかし、田中澄憲監督は「BL東京は強かった。ただ、トライ数では5本(BL東京)対4本(東京SG)。我慢を続けるアタックができればスコアできることが分かったのはポジティブな部分。ここから成長して、BL東京さんにまたチャレンジしたい」と話した。S東京ベイに敗れ、4位の横浜キヤノンイーグルスが勝った場合は4位でプレーオフに臨むことになり、準決勝では埼玉WKと戦うが、そんなことは一切考えず、S東京ベイを圧倒する意気込みだ。
対するS東京ベイは前節、三重ホンダヒートに前半こそ苦戦したが、後半、NO8ファウルア・マキシ、SOバーナード・フォーリー、FBリアム・ウィリアムズらがトライを畳みかけて突き放した。この試合でチームの公式戦150試合出場を達成した立川理道キャプテンは言った。「前半は自分たちがやるべきことを見失いかけたのですが、前半の最後の15分くらいは自分たちがしっかりとコントロールでき、2トライを返せたというのは大きかった。焦らず、トライを急ぎ過ぎず、しっかりとスコアができたというのはチームの成長です。残り1試合しっかりと勝ち切って今シーズンを終われるように準備していきたい」
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