映画「はたらく細胞」の初日舞台あいさつで撮影に応じる（左から）芦田愛菜、佐藤健、永野芽郁、阿部サダヲ、山本耕史＝１３日、東京

　擬人化された人間の細胞の活躍を描く漫画の映画版「はたらく細胞」（武内英樹監督）の初日舞台あいさつが１３日、東京都内で行われ、キャストの永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、阿部サダヲ、山本耕史が出席した。 　今作で赤血球役を演じた永野は「この映画は私も大好きです。これから皆さんにたくさん愛してもらって、皆さんも自身を大事にしてもらえたら」とあいさつ。白血球（好中球）役の佐藤も「皆さんの体内には僕たちがいます。この作品が、少しでも自分を大切にするきっかけになるといいなと思います」と観客にメッセージを送った。 　また、映画を見た周囲の人の反応を聞かれると、永野は「母親が劇場に行っています」と話し、「（映画のキャッチコピーに）『笑って泣けて』とあるけれど、その意味が分かったと言っていました」。佐藤も「母親から感想が来て、（永野の母と）ほぼ同じでした。“感想かぶり”です」と明かした。 　この映画では、テレビドラマ「マルモのおきて」で共演した芦田と阿部が親子役を演じている。芦田は「（阿部が）面白い部分を面白く、シリアスなところはシリアスに演じていて、そのギャップを間近で見させていただけて、うれしかったです」。一方の阿部は「そんなに高いヒール（の靴）を履くようになったんだね」と、芦田の成長に目を細めていた。