衆院選 選挙戦は終盤戦へ 自民と立憲が激突 岐阜4区
投票日が迫る衆議院選挙。自民党と立憲民主党の候補が激突する岐阜4区は、「政治とカネの問題」が両陣営の戦いに影響を与えています。 ※岐阜4区 立憲民主党 元職 今井雅人候補 「皆さんの生活を支える。この下呂市で、岐阜県で過ごしている皆さんのお悩み、課題、そういうものを受けて、皆さんの生活を支える。このことをどうしてもやりたい。 もう今回は絶対に負けるわけにいけないから、もう踏ん張って、踏ん張って、負けないように頑張ります。ぜひ皆さんのお力を貸していただきたい」 立憲民主党、元職の今井雅人さんは前回の選挙で失った議席の回復を目指します。 自民党派閥の裏金事件を巡る政治とカネの問題を取り上げ、政治の信頼を取り戻すための改革は自民党では できないとして、政権交代を強く訴えています。 各地で個人演説会を開いて支持を呼びかけ、「今度こそ選挙区で勝ち抜きたい」と広い選挙区を駆け回っています。
※岐阜4区 立憲民主党 元職 今井雅人候補 「自分たちがこんな苦しんでいるのに、なんだ政治家はと、裏金つくってポケットに入れて銀座で遊んで、怒るに決まっているじゃないですか。政治に対しての不信が広がってしまっているってことなんですよ。政治家そのものに不信がたまってしまっているということなんで。国民が政治を信じなくなってしまったら、どんな政策もできなくなってしまう。政権交代こそが本当の政治改革だと、私たちがやらないとこの政治改革はできません」 一方、自民党、前職の金子俊平さんのもとには、選挙終盤に入っても大物弁士が駆け付け、 支援を呼びかけています。 ※自民党 河野太郎氏 「今回の選挙、厳しい選挙になっていますけれども、これは金子俊平が悪いわけではありません。自民党がいろいろな問題があって逆風の中、1対1の選挙になってしまったから。自民党、公明党の連立政権に引き続き皆様のお力をお与えいただいて、日本の優れた技術を最大限利用させていただいて、より便利で、より安全、より安心な社会をみんなでつくっていきたい」 自民党に対する逆風の中で選挙を戦う金子さんは、地盤である飛騨地域での票固めに力を注ぎつつ、可茂地域への浸透を図っています。 劣勢が伝えられる中、党の先頭に立って政治とカネの問題をただしていきたいと支持を訴えています。
※ 岐阜4区 自民党 前職 金子俊平候補 「でも、全ては自分の責任、自分の力不足。だけど、負けるわけにはいかない。私は、いわゆる不記載議員、俗に言う裏金議員ではありません。ただ、党として、これだけ国民の皆さん方にご迷惑をおかけした、もう自民党はこういうことは起こしません。しっかりと約束をしていかなければいけない、その先頭にしっかりと立たせていただきたい」 岐阜4区には、届け出順に立憲民主党・元職の今井雅人さん、自民党・前職の金子俊平さんが立候補しています。