【MLB】ドジャース・大谷翔平 「40-40」達成の最速記録更新はほぼ確実 「50-50」に届く可能性も
日本時間8月22日、大谷翔平(ドジャース)はドジャー・スタジアムで行われたマリナーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場し、今季39個目の盗塁に成功。ホセ・カンセコ、バリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲス、アルフォンゾ・ソリアーノ、ロナルド・アクーニャJr.に次いで史上6人目となる「40-40」(シーズン40本塁打&40盗塁)の達成まであと1本塁打&1盗塁となった。過去の達成者5人のうち、8月中に達成した者は皆無。また、出場試合数でもチーム試合数でも大谷は過去の達成者を上回るペースとなっており、最速記録更新はほぼ確実だ。 【動画】ドジャースの大谷翔平が今季39個目の盗塁を決める まず「40-40」達成の日付を見てみよう。最も早いのは2006年のソリアーノで9月16日。1998年のロドリゲスが9月19日で続き、2023年のアクーニャJr.が9月22日、1988年のカンセコが9月23日、1996年のボンズが9月27日となっている。8月中どころか9月前半に達成した者すらおらず、すでに39本塁打&39盗塁まで数字を積み上げている大谷が最速記録を更新するのはほぼ確実だ。 次に選手自身の出場試合数を見てみると、最速はソリアーノの147試合目。カンセコが151試合で続き、アクーニャJr.が152試合、ロドリゲスが153試合、ボンズが158試合となっている。大谷は125試合目の出場を終えたところであり、ここでも最速記録更新は間違いないだろう。 最後にチームの消化試合数を見てみると、ここでも最速はソリアーノで148試合目。ロドリゲスが153試合で続き、カンセコとアクーニャJr.が154試合、ボンズが160試合となっている。ドジャースは今季162試合のうち128試合を消化。ここでも大谷の新記録樹立は間違いないはずだ。 大谷はシーズン162試合に換算すると、49本塁打&49盗塁ペースとなり、もう少しだけペースが上がれば、前人未到の「50-50」達成も見えてくる。「45-45」達成でも史上初の快挙となるが、7月以降に大きく盗塁のペースを上げた大谷は「50-50」達成を意識しているのかもしれない。もちろん、快挙達成のためにはコンスタントに本塁打を積み重ねていくことも必要だ。 ちなみに、ドジャースのシーズン最多本塁打記録は49本(2001年のショーン・グリーン)。「50-50」を達成すると、同時にシーズン本塁打の球団記録も塗り替えることになる。