いよいよ開幕戦を控えたSUPER GT 富士公式テストをレポート
4/13~14に待ちに待ったSUPER GT 2024シリーズが開幕するが、先週の岡山国際サーキットに続く2度目の公式テスト走行が静岡県の富士スピードウェイで、3/23(土)~3/24(日)に行われた。
富士スピードウェイは、今シーズンもSUPER GTの第2戦が行われるコースであるが、初日の午前はあいにくの雨で路面は完全なウエットとなり各チームともセッティングの確認をしながら周回を重ねていった。
午後は先週の岡山国際サーキットの公式テスト同様、新予選方式でのシミュレーションが行われた。GT500のQ1が始まるころには雨脚が弱まり、終盤には#12 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴)、#36 au TOM’S GR Supra(山下健太)、#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹)と目まぐるしく順位が入れ替わっていく。
最終ラップで各車がベストタイムを更新すると、#23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正)がトップに立ち、さらに#12が2番手につけたが#36が#2番手に上がると、今度は#16号が23号車のタイムを0.2秒上回り再びトップに躍り出る。最後に#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(中山雄一)が3番手へとポジションアップを果たしてQ1が終了。16号車、23号車、39号車というトップ3となった。
2日目の朝は曇り空の寒いコンディション。コース路面は一部が濡れている状態であったが、ほぼドライ路面になり、午後は再び雨予報であったため、ドライタイヤでのテスト走行ができる貴重な時間となり、各チームとも精力的に周回を重ねていた。
セッション終盤では自己ベストを更新し#8 ARTA CIVIC TYPE R-GTがトップタイムとなる1分27秒834を記録して、これが午前のトップタイムとなった。2番手には#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT、3番手には今シーズンから昨シーズンまでのミシュランからブリヂストンにスイッチした#23MOTUL AUTECH Zが入った。
GT300は開始から1時間ほどでNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)がトップとなるも、すぐにNo.88 ランボルギーニ※(小暮卓史/元嶋佑弥)がその座につく。さらに65号車が再度トップと時間と共に最速タイムが更新されていく。途中、No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)がピットロード出口でクラッシュするなど、2度の赤旗中断あったが、88号車が再びトップへ。しかし最後に2号車が1分36秒480を記録して、これが午前のトップタイムとなった。