吉江豊さん追悼試合…5・24「ドラディション」後楽園で開催「団体への多大なる貢献へ感謝を込めて行います」
プロレス界のレジェンド藤波辰爾(70)が主宰する「ドラディション」は14日、2024年第2弾大会「DRADITION 2024 DRAGON EMPIRE PHASE―2」で3月10日に50歳で急逝した吉江豊さんの追悼試合を行うことを発表した。 吉江さんは2006年から09年までドラディションの前身「無我ワールド」時代からトップレスラーとして団体を支えた。しかし、今年3月10日の全日本プロレスGメッセ群馬大会で井上凌と組んで大森北斗、崔領二と対戦したが試合後に体調が急変し搬送先の病院で急逝した。 団体にとって多大な功績のある吉江さんの追悼試合にドラディションは「団体への多大なる貢献へ感謝を込め、ご家族の御了承のもと、ドラディションの選手たちによる追悼試合を行うこととなりました。また、追悼試合後は、藤波辰爾選手、長井満也選手などが参加し追悼セレモニーを行います」と発表した。 「吉江豊MEMORIAL」と銘打たれた追悼試合はLEONAが吉江さんと対戦した三州ツバ吉と組んでドラディションの倉島信行、元ドラディションの田島久丸と対戦する。吉江さんとドラディションのリングでゆかりのある4人が天国の吉江さんへ戦いをささげる。 吉江さんは、1974年1月5日、群馬・前橋市生まれ。高校卒業後にプロレスラーを目指し元プロレスラーのアニマル浜口さんが主宰する東京・浅草の「アニマル浜口トレーニングジム」で練習を重ね、94年2月に新日本プロレスに入門した。同年12月9日の小島聡戦でデビュー。99年からの海外武者修行を経て2000年には永田裕志、中西学、故福田雅一さんらとユニット「G―EGGS」を結成しトップ戦線で活躍した。 2003年6月には棚橋弘至とのタッグでIWGPタッグ王座を獲得したが2006年1月に新日本を退団。フリーを経て06年8月からは藤波辰爾が主宰する「無我ワールド・プロレスリング」に所属した。同団体が「ドラディション」となってからも体重160キロを超えるパワーあふれるファイトで所属選手として団体を支え、09年7月にドラディションを退団し、以後、フリーとしてプロレスリング・ノア、全日本などで活躍していた。 ◆ドラディション5・24後楽園カード ▼メインイベント~ スペシャル6人タッグマッチ 60分1本勝負 藤波辰爾、永田裕志、LEONA VS 宮原健斗、関本大介、綾部蓮 ▼セミファイナル~ 6人タッグマッチ 45分1本勝負 越中詩郎、船木誠勝、AKIRA VS 長井満也、黒潮TOKYO JAPAN、MAZADA ▼タッグマッチ 30分1本勝負 田中将斗、納谷幸男 VS 石川修司、吉田綾斗 ▼タッグマッチ 30分1本勝負 TAMURA☆GENE☆、将軍岡本 VS 羆嵐、アンディ・ウー ▼吉江豊MEMORIAL タッグマッチ 30分1本勝負 LEONA、三州ツバ吉 VS 倉島信行、田島久丸 ▼シングルマッチ 10分1本勝負 チチャリート・翔暉 VS 秦野友貴
報知新聞社