6月は“睡眠の質”低下──「働くために休む」には 波瑠さんが体験「立ち寝で仮眠」効果は? 医師に聞く…現代人の睡眠法
日テレNEWS NNN
睡眠の質が低下するとも言われる6月。仕事中にリフレッシュをするさまざまな取り組みがなされる中、俳優で『news zero』火曜パートナーの波瑠さんが、立ったまま寝る仮眠ボックスを体験。また、寝づらさを解消するためのコツなどを医師に聞きました。
■「熟睡しすぎない仮眠」がポイント
東京・世田谷区にあるショールーム・蔦屋家電+に、縦長のボックスが置かれていました。立ったまま寝ることができる仮眠ボックスです。 中に入った波瑠さんは両ひじを台に置き、ひざを曲げて立ちました。「こんな姿勢とは思えないくらい、どこもつらくなくて、ちゃんとリラックスできますね」と驚きました。 これは北海道の企業「広葉樹合板株式会社」が開発した「ジラフナップ」。ポイントは、熟睡しすぎない仮眠です。立ったまま寝ることで、軽い寝息をたてる程度の睡眠状態を保ち、起きた直後でも素早く仕事に復帰できるといいます。
■波瑠さん「すごい落ち着きます」
「寝られます!絶対寝られます!」と期待を膨らませる波瑠さん。「ちゃんと起こしてくださいね」と、顔を伏せました。 数分後。体験を終えた波瑠さんは「すごい落ち着きます。横になれないときって、机で変な形で寝ると痛くなりますが、そういうのが全然ない。(撮影)現場にあってほしいですね」と言いました。
■常に気を張る保育士が昼休憩に利用
実際、既に導入したところもあります。三重・桑名市の長島中部保育所。すやすや眠る子どものそばにいる保育士は、気を抜けない日々を送っています。その保育士が、昼休憩に仮眠ボックスを利用していました。 保育士(20代) 「みんながいる空間でなかなか寝るっていうのができなかったので、1人の空間でゆっくりできるなって思います」 常に気を張っている状態だからこそ、1人になって仮眠をとる時間が大切だといいます。
■「シェア休養室」の利用者の声は?
働く人の束の間の仮眠をめぐっては、新たな取り組みもあります。 東京・大手町のオフィスビルの中にある、シェアする休養室「とまり木」(三菱地所による実証実験)。このビルの周辺にある25社で働く約2600人が利用でき、使える時間は1日15分(一部を除く)です。 専門商社で働き、シェア休養室を利用する30代に聞きました。「軽くうとうとして、気持ちいいなってとき、ちょうど時間が来るみたいな感じで」と話します。 波瑠さん 「『寝ちゃった』ってなるより、すっきりしてまた(仕事に)戻れる?」 30代 「そうですね。午後頑張るためにこの時間休憩すると、より働けるという気持ちがあります」 クリエーティブ業の50代は「週に2~3回、来られるときは来ようかなと。短い時間だけど自分にとってはリフレッシュできる」と言います。