福岡 佐藤凌我（2023年9月6日撮影）

＜明治安田J1：京都2－3福岡＞◇11日◇第13節◇サンガS 　今季ホームで5戦全敗と苦しむ京都サンガF.C.と直近7戦で無敗（2勝5分け）のアビスパ福岡がぶつかった一戦は、今季初めて3ゴールを挙げたアウェーの福岡が勝利し、無敗記録を「8」に伸ばした。 　先手を取ったのは福岡。前半19分、空中戦のこぼれ球をFWシャハブ・ザヘディ（28）が拾って前進し、ペナルティーエリアに入ってDFの股を抜くグラウンダーのクロスを入れる。これを中央に走り込んだFW佐藤凌我（28）が右足で流し込んで、福岡が先制した。 　しかし京都もすぐさま同点に追い付く。失点後のキックオフからつなぎ、MF松田天馬（28）が抜け出してDFをかわしてシュート。これはGKにはじかれたが、こぼれたボールを22年7月以来の先発となったFW宮吉拓実（31）がゴール左隅に蹴り込んだ。 　後半は立ち上がりから激しく動く展開。まずは後半4分、福岡は右CKからチャンスを作り、最後はDFのシュートブロックで浮いたボールをDF田代雅也（31）が右足で力強くたたき込んで再びリードした。福岡はさらに同7分、左サイドを突破したMF岩崎悠人（25）からの鋭いクロスに、ゴール前で走り込んだFW紺野和也（26）が左足でスーパーボレー。見事なゴールでリードを2点に広げた。 　ホーム初勝利を狙う京都は同8分にDF福田心之助（23）の右クロスからオウンゴールを呼び込んで1点差に迫ったが、アタッキングサードでの精度を欠いて3点目は奪えず。今季4度目となる3失点が響き、2度目の3連敗を喫した。