全早稲田戦MVPは応援部 「秋は『チーム早稲田』のさらなる進化、集大成」
チアリーダーズはスタンドのあちこちで、観客へ笑顔で積極的にアプローチ。針山たまき応援企画責任者(4年・洗足学園)は言った。 「場内応援と言うんですが、私たちが120%を出してこそ、初めて『応援しよう!!』と、観客の100%を引き出せると思っています。野球部の勢いに乗っかるのではなく、私たちが野球部の強さを引き出せるようにしたい」 2024年の応援部のスローガンは「チーム早稲田」。リーダー、吹奏楽団、チアリーダーズが三位一体となって、野球部を後押しすることを追い求めている。「春はリーグ優勝という一つの結果を示すことができましたが、秋は『チーム早稲田』のさらなる進化、集大成です」。星野代表委員主将は背筋を伸ばした。南魚沼で心身ともにたくましくなり、帰京した。東京六大学野球と応援は運命共同体である。全早稲田戦のMVPは応援部。足を運んだ人ならば、誰もが認める大活躍だった。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール