バサジィ大分・高溝黎磨

12月9日から10日にかけ、Fリーグ2023-2024ディビジョン1の第22節の6試合が各会場で行われた。

仁部屋が今季2度目のハットトリック

12月10日には、レゾナック武道スポーツセンターにてバサジィ大分とシュライカー大阪が対戦した。第21節終了時点で6位に順位をつけた大分は、勝利すれば上位リーグ進出が決まる重要な一戦で、大阪をホームに迎えた。 ホーム最終戦で白星をつかむべく、気合十分で試合をスタートした大分だったが、試合開始直後の7秒でセットプレーから失点してしまう。しかし、4分、相手GKのスローを拾った仁部屋和弘が、ドリブルで突破し勢いよくシュートを放ち、一度は弾かれたものの、こぼれ球を左足で追撃し同点に追いつく。さらに6分、左サイドの小門勇太からの折り返しを、またもや仁部屋がネットを揺らし逆転に成功。1点リードで試合を折り返した。 第2ピリオドも勢い止まらぬ大分は、26分、高溝黎磨が右サイドからミドルを突き刺しリードを広げると、37分には仁部屋がパワープレー返しを決め今シーズン2度目のハットトリックをマーク。“ミスターバサジィ”の躍動にベンチも会場も沸き立つ。 ところがリーグ3位の大阪も粘りを見せ、大分は終盤にパワープレーから2失点。1点差まで追い込まれたものの、最後は逃げ切り4-3で試合は終了。残り1枠の上位リーグへの切符つかみとった。

荒川＆礒貝の活躍で7連勝

ペスカドーラ町田・礒貝飛那大

同じく12月10日、町田市立総合体育館にてペスカドーラ町田とバルドラール浦安が対戦した。 2位の名古屋と勝ち点4差で、レギュラーシーズン1位が確定した町田。好調なチーム状況に比例し、ホーム最終戦には今シーズン最多の2,275人が詰めかけた。 満員の会場でスタートした試合は、序盤から拮抗しスコアが動かない展開が続く。第1ピリオドも終盤に差し掛かった19分、GK・ジオヴァンニからのロングスローを収めた荒川勇気が、反転シュートで待望の先制点をマーク。1-0で第1ピリオドを終えた。 続く第2ピリオドには、22分、右アラの倉科亮佑の巧みなテクニックで相手ディフェンスのマークを外し、ゴール前へのパスが通ると、これを礒貝飛那大が右足で流し込みリードを広げた。 しかし26分、ショートカウンターから失点。セットプレーからピンチが続くも、30分、中村心之佑が相手陣内でボールを奪って横パスを送り、荒川が冷静に決め3-1に。最後はパワープレーで失点するも、同点や勝ち越しを許さず。リーグ7連勝でレギュラーシーズンを締め括った。