議員報酬は高くない!優秀な人材を集めるために必要なことは?~政治家の皆さんに聞いた「#議員報酬は高いか低いか」~②
「志」だけでは優秀な人材は集まらない/ひるた浩一郎氏の意見
【ひるた氏のブログのトピック】 ・議員報酬は「給与」というより「売上」。優秀な人材獲得に見合う報酬が必要 ・議員のなりて不足に議員報酬の増額も減額も効果薄!その理由は? ・優秀な人材や若者の選択肢に「議員」を加える
新人のひるた浩一郎(ひるた・こういちろう)氏は「現在の議員報酬は安い」との意見を示します。 市議会議員の平均給与所得は年間760万円程度ですが、ここから議員としての活動費や生活費を支払います。ひるた氏は議員報酬は「給与」というより「個人事業主の年間売上額」に近いイメージだとし、支給された額がそのまま懐に入ってくる訳ではないと説明。おまけに、議員になれば「公人としてプライバシーはなくなる、選挙で精神とお金を削る、4年で失業するかもしれない」という特殊な環境に置かれます。 ひるた氏は「日本の今後を左右する重要な局面」にあり、「優秀な人材が民間企業だけではなく、政治や行政にも必要になってくる」時代にも関わらず、給与が安くてキツイ政治家の職業を「優秀な人材が『志』だけで選んでくれるとは私は思えない」と強い危機感を示します。「本来ならば35歳で2000万円くらい稼げる人材に首長や議員として活躍して欲しいとおもうならば、そうした人材に合う報酬を用意すべきだ」「『議員報酬を下げる!』といったことではなく、優秀な人材や次世代が『もっとまちを良くするための生き方としての議員』を選択できることのほうが重要です」と訴えています。 ひるた氏のブログではこの他、議員報酬を引き上げた自治体と引き下げた自治体の先行事例を取り上げ、分析・評価を示しています。