真冬並み寒気流入 週明けは北・東日本で積雪や路面凍結に注意 関東は年明けごろの厳寒予想も
今夜から次第に、日本上空には今シーズンこれまでで一番強い真冬並みの寒気が流れ込む見通し。あさって19日(火)ごろにかけて、北日本は東北の平野部でも雪が積もり、関東甲信や北陸の山沿いでも雪が積もるおそれがある。各地とも一気に冬の寒さとなり、東京都心は20日(水)の最高気温が10℃と、年明け1月並みの厳しい寒さとなりそうだ。
きょう西・東日本は今年最後の夏日か
きょう17日(日)は、低気圧からのびる寒冷前線が近づく日本海側を中心に雨が降り、太平洋側でもにわか雨の可能性がある。低気圧に向かって吹く南風が暖かい空気を運ぶため、最高気温はこの時季としては高い所が多い予想。東京都心は22℃、静岡、高知や鹿児島では11月後半にもかかわらず、25℃以上の夏日になりそう。西日本や東日本では、今年最後の夏日となるかもしれない。 ただ、日本海側は寒冷前線が通過すると次第に北風が強まり、気温が急降下する見通し。今夜は朝より冷える所が多く、気温の変化が大きくなりそうだ。
強烈寒気で関東甲信や北陸山沿いも積雪か
強めに吹く北風に乗って、日本の上空には今夜から次第に今シーズンこれまでで一番強い真冬並みの寒気が流れ込む見通し。18日(月)になると雨は北日本の標高の高い所から雪に変わり、北海道や東北の平野部でも雪が降って、あさって19日(火)にかけて積もる所がありそう。 また、関東甲信や北陸の山沿いでも雪が積もるおそれがある。北陸では平野部でも一部雪が舞って、初雪の便りが届くかもしれない。
あさって19日(火)ごろにかけて、北海道や東北は平野部も含め、関東甲信や北陸では山沿いを中心に、積雪や路面の凍結に注意が必要。冬用タイヤの準備ができていない場合は、17日(日)までに備えを済ませた方がよさそうだ。歩行中は足元に気を付けたい。 また、北陸から北の日本海側では風も強まって、ふぶくおそれがある。交通機関が乱れることも考えられるため、最新の交通情報にも気を付けた方がいいだろう。
週明けは師走並み寒さ 関東は1月並み厳寒も
今シーズン一番強い寒気の影響で、各地とも一気に冬の寒さとなる見通し。週明けあす18日(月)朝の最低気温は、札幌で-1℃と今シーズン初めて氷点下の冷え込みとなる予想。最高気温はあさって19日(火)にかけて3℃前後までしか上がらず、震える寒さとなりそうだ。 東日本や西日本も週明けには空気がガラッと入れ替わり、晴れる所でも師走並みの寒さが予想されている。東京都心は20日(水)の最高気温が10℃と、年明け1月並みの厳しい寒さになりそうだ。昼間でも冬用のコートが活躍する気温となるため、服装選びや体調管理に気を付けて過ごしてほしい。 (気象予報士・鈴木悠)