元UFC同士の大迫力“流血大乱闘”!ディアスvsマスヴィダル
7月6日(現地時間)カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターにて開催されるFanmioのボクシング・マッチに向けた記者会見が6日に行われ、注目の元UFC 戦士同士の対戦会見では激しい乱闘が勃発した。 【フォト&動画】このリアル大乱闘、マスヴィダルが相手の髪を掴み流血戦になる模様も ネイト・ディアスがフェイスオフの前に突然退席したため、対するホルヘ・マスヴィダル陣営との間で乱闘勃発。会場中の椅子が倒れる激しいもので、マスヴィダルが相手を流血させるシーンもあった。 2019年のUFCで対戦した両者。マスヴィダルがスタンドを中心に終始圧倒、ディアスの目の上のカットが原因でドクターストップがかかり、3R終了時にマスヴィダルがTKO勝利している。 この2人のボクシングのリングでの決着にも、ディアスは記者会見ではまったく興味を示さない様子だった。 マスヴィダルは「俺はUFCでこの腕の強さは折り紙つきだ。寝技も使わない。このパンチで仕留めてやる」と意気込んでいた。マスヴィダルはUFCで5秒の最短KO記録を持つ。昨年引退宣言し、今回復帰でボクシングデビューする。 ディアスはボクシング2戦目。昨年8月にボクシングデビューでジェイク・ポールに判定負けして以来の試合だ。会見ではマスヴィダルの挑発に言い返していたが、記者会見も終わりに近づき、司会者の質問に次第に苛立ちがつのりはじめた。 そして「この記者会見はもうたくさんだ。でもね、僕の仕事はもう終わったんだ。この仕事はもうたくさんだ。次の試合まで記者会見はもうしない。こんな醜いクソ野郎はくそくらえだ。俺は抜ける。みんなに会えてよかった」とディアスは席を立った。 運営がマスヴィダルとのフェイスオフをしろと止めたが、ディアスはそれもせず、ステージを降りる。多くの観客に紛れていく中、マスヴィダルがディアスに「戻れ」と手でゼスチャー。振り向きなにやら会話をかわすと、両陣営が集まり緊迫した状況に。 互いの陣営が口論していたが、マスヴィダルがディアス陣営の男の手を叩いた後、乱闘に発展。ディアス陣営の男はブロンドのドレッドヘアに帽子をかぶり大きな体格をしている。そのドレッドヘア男が、マスヴィダルにパンチを放つ。マスヴィダルは避けたが、次にドレッドヘア男はマスヴィダルのボクシング・コーチ、ホルヘ・カペティージョと口論し殴り合いから掴み合って倒れる大迫力。別の映像では「コーチが倒されたぞ!」の声も。 そして両陣営とも加わる大乱闘に。マスヴィダルはドレッドヘア男の髪を引っ張り、殴り合うシーンも映り、両者引き離されたが、ドレッドヘア男はまぶたを切り流血していた。 大乱闘となったこの会見、この対戦の存在を世界に知らしめた。ディアスは乱闘に加わっておらず怪我はないようだが、この2人の対戦がスムーズに行われることを祈るばかりだ。