「大谷翔平移籍」で関連グッズが甲子園でもバカ売れ! 野球専門店がうれしい悲鳴「ユニフォーム大量発注します!」
全世界がいまだ興奮の余韻から冷めやらない大谷 翔平(花巻東出身)のドジャースとの超巨額契約。 10年総額7億ドル(約1014億円)の反響は兵庫県西宮市にある野球専門店にまで届いていた。 【写真】店内に並ぶメジャーリーガー関連グッズの数々 「朝から凄かったですね。夕方までずっと混んでいました。正直、プロ野球のシーズン中の平日ナイターとそんなに変わりなかったです。10時に開店してすぐに親子のお客様から『ドジャースグッズは置いていますか?』って聞かれまして。野球はやったことがなさそうな感じの人でしたが、興味をもっていました。小さい子どもだって、大谷選手が移籍したことを知っていた。改めて影響力の凄さを感じました」 野球専門店『STAND IN 甲子園』で店長を務める丸田俊之さんの証言だ。同店は2022年に開店したばかりのお店で、甲子園の真後ろに店舗を構えている。グラブやシューズといった道具の販売はもちろんだが、メジャーリーグの試合映像やグッズが豊富に販売している。
店内にはMLBの看板が展示されているが、これはいくつかの基準をクリアして、MLB側から許可を得たもの。店の自慢のひとつである。 大谷ドジャース入りの一報で一気に売り上げは伸びた。 「ドジャースのキーホルダーだったり、子ども用のキャップだったりは、1日でほとんど完売です。なかにはドジャースの大谷グッズがまだないから、エンゼルスのグッズを購入されるお客様もいました」 この反響に、丸田店長も一部店内のレイアウト変更を決断したが、困ったことも。
「新しい商品を発注しようと思ったんですが、もうドジャースのキャップの在庫がないんです! 極端に大きいか、小さいか、どちらかしかない状況です。もちろん、大谷のユニフォームが発売されれば、とにかく大量に発注をかけたいと思います!」 『STAND IN甲子園』のモニターでは大谷の移籍決定のニュースを1日中流していた。「何を話しているかわからないですけど、小さい子どもから、おじいちゃん、おばあちゃんまで立ち止まって見ています」と丸田店長。老若男女に影響を及ぼす大谷効果。来年のキャンプ、そしてシーズンに入ると、どんなフィーバーが起きていくのだろうか。 さまざまな球団が取りざたされる中で、ドジャースに決まったことについて、店側はとても喜んでいる。
「弊社の代表がアメリカに行って店舗づくりの勉強をしていた際、ジャッキー・ロビンソン詳しく教えてもらったそうなんです。黒人初のメジャーリーガーの新しい道を切り開くパイオニア精神に刺激を受けて『自分たちもそういった存在になろう』と会社はスタートしたんです」 そう話して、丸田店長は笑顔を見せた。