藤井聡太や大谷翔平も「絵本の題材」になる理由 現代の偉人を扱った絵本が増加
■大谷翔平も…絵本の題材になる理由
藤井七冠の絵本が話題となっていますが、いわゆる現代の偉人といえば、今をときめく“あの人”の絵本も注目されている。 それが、ドジャースの大谷翔平選手の半生を描いた「野球しようぜ!大谷翔平ものがたり」だ。 今年3月に発売されたこの絵本。出版社の担当者によると「幅広い層の方々が購入している」という。 一般的に数万部売れればベストセラーと呼ばれる時代だが、販売から1年経たずに大谷選手の絵本は、異例の13万部を突破している。 こうした伝記的な絵本は、これまでは歴史上の偉人などがモチーフとなってきたが、藤井七冠や大谷選手など、今まさに現役で活躍している人の絵本を出していることについて、出版担当者は「『夢を持つことの大切さを、一人でも多くの子どもたちに伝えたい』という子どもたちへのメッセージを、今現在、体現する存在として二人の絵本を出版できたことについて、大変感謝している」と話していた。 子どもの本などを専門に扱っているクレヨンハウス東京店の鏡鉄平さんは「物価高などを受け、出版社はいかに手に取ってもらうか工夫し、題材を厳選している」と話している。 その中で、鏡さんは「今、テレビなどに出ていて、さまざまな人が興味を持つ、いわゆる“現代の偉人”と呼ばれる人の絵本が出版されることも“最近ならでは”なのかなと思う」と話していた。 (「大下容子ワイド!スクランブル」2024年11月11日放送分より)
テレビ朝日