板垣李光人、自身初の個展を開催 デジタルアートと油絵の融合に挑戦
俳優の板垣李光人が、初個展を開催する。9月27日~10月7日まで東京・渋谷PARCO、10月12日~10月20日まで愛知・名古屋PARCO、10月25日~11月10日まで大阪・心斎橋PARCOで開催。初の個展ではデジタルイラストと油絵が組み合わせられた、複合的なキャンバスアートを中心に展開される。 ファンの間ではイラストを描くことでも知られており、NFT作品の販売やファンイベントでのイラスト作品展示なども行ってきたが、初個展を開催する。 自身初の個展となる本展覧会は、かねてより描いてきたデジタルイラストと、映画「ブルーピリオド」(8/9公開)の撮影を機に制作に取り組むようになった油絵とが組み合わせられた、複合的なキャンバスアートを中心に展開される。 展示作品はいずれも本展覧会のために、俳優としての活動と並行しながら、板垣自身の手によって新たに制作されました。また個展会場では、絵画作品や撮り下ろし写真をデザインに使用したオリジナルグッズに加え、展示している1点ものの作品の販売も行う。 【板垣李光人 コメント】 この度個展を開催させていただく運びとなりました。 今回「渇愛(かつあい)」というものをテーマに据え、デジタルアートと油絵の融合という個人的にも新しい試みに挑戦しています。 そもそも美術というもの、そしてこのテーマに馴染みのない方には一見小難しそうに見えるかもしれません。 しかしアートというものは作者の手から離れ、鑑賞者との間に一対一の時間が流れ、感情がうまれる事で初めて作品として完成すると思っています。 それは決して複雑に思考することだけが全てではありません。「なんかこれ好きだな」「これは普通だな」そんな率直な感想も作品にとっては大きな物語になります。 ですので会場にてあなたの手で、この個展を完成させていただきたいです。お待ちしております。 【展示作品について】 本展覧会で展示する作品はいずれも、デジタルイラストと油絵とを組み合わせて制作されている。 まずは作品の基礎となるイラストをデジタル上で制作し、キャンバス生地にプリントアウトしてパネルに貼り付けて、最終的にその上から油彩絵の具を重ねている。 一般的な油絵とは異なる工程のため、作品によっては制作に3~4ヶ月を要しているものもある。 デジタルイラストはフラットな状態でキャンバス生地にプリントされている一方で、その上に重ねられた油絵具の持つ独特の立体感と艶によって、それぞれの質感の差が際立ち、無機質さと生々しさとが共存した作品となっている。