ジョニー・トー監督、緊急来日決定 『エグザイル/絆』など日本版ポスターも
1月26日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて全国順次公開される特集上映『ジョニー・トー 漢の絆セレクション』に合わせて、ジョニー・トー監督が来日することが決定した。 【写真】上映4作品の日本版ポスター(複数あり) 自らの製作プロダクションであるミルキーウェイを率い、監督のみならずプロデュースも含めた数多くの作品を生み出し、香港のアカデミー賞である香港電影金像奨では3度の最優秀監督賞を、香港の批評家による香港電影評論学会大奨では最優秀監督賞を6度受賞するなど、確固たる地位を築いている、香港映画界を代表する映画監督ジョニー・トー。2009年にはフランスとの合作映画『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』を発表、ベルリン国際映画祭では過去2度ジョニー・トー監督特集が組まれ、カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭でコンペティション部門の審査員を香港の監督として初めて務めた。そんなジョニー・トー監督が2004年から2006年に発表したノワール映画4作品がリバイバル公開される。 上映作品は、警察ものにメディアを絡ませ、冒頭7分に渡るワンシーンワンショットの銃撃戦を描いた『ブレイキング・ニュース』(2004年)、黒社会の会長選挙という設定から描かれる人間ドラマ『エレクション 黒社会』(2005年)と『エレクション 死の報復』(2006年)、そして暗黒街で生きた男たちの不思議な友情を描く『エグザイル/絆』(2006年)の4作品。『エレクション 死の報復』は日本初上映となり、『ブレイキング・ニュース』と『エグザイル/絆』は、ジョニー・トー自らデジタルリマスター版を監督・監修のもと制作した。 また、日本の公開中に日本の映画ファンの前で挨拶がしたいとジョニー・トー監督たっての希望により、急遽1月27日に監督登壇の舞台挨拶が決定。詳細は、シネマート新宿の公式サイトにて発表される予定だ。 あわせて公開されたメッセージ映像では、ジョニー・トー監督が映画を観に来たファンに向けて挨拶。そして、「私はとても日本文化が好きで、そして日本の監督が手掛ける映画が好きです」と語り、「毎年少なくとも4~5回は日本に来ています」と続け、「私は皆さんに香港を応援し頂きたいと思っています。特に香港映画を応援して頂きたいです」とコメントを寄せている。 また、4作品の日本版ポスタービジュアルも公開。リバイバル上映となる『ブレイキング・ニュース』、『エレクション 黒社会』、『エグザイル/絆』と正式日本初公開上映となる『エレクション 死の報復』の4作品のポスターが新たに制作された。これらは、公開初日に特別チラシとして入場者にプレゼント(枚数限定)として配布される。
リアルサウンド編集部