エミレーツ航空、羽田に新ビジネス777改修機 プレエコ新設
エミレーツ航空(UAE/EK)は、ボーイング777-300ER型機の新仕様機について、現地時間9月1日からドバイ-羽田線への正式投入を始めた。新仕様機の投入はドバイ-ジュネーブ線に続き2路線目で、今後はブリュッセル線などへの投入も計画する。 【写真】エミレーツ航空の777-300ER新仕様機の新ビジネスクラス 新仕様機の座席数は4クラス324席か326席で、ファーストクラスが6席か8席、ビジネスクラス38席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー256席。新しいビジネスクラスは従来の2-3-2配列から1-2-1配列に変更し、スタッガードシート配列を採用することで全席が通路へ直接アクセスできるようになった。個人用モニターは23インチで、従来と同じくパーソナル・ミニバーを備える。また、プレエコが新設された。 ドバイ発羽田行きEK312便便は、改修初号機となった777-300ER(登録記号A6-EQH)を投入。改修初号機8月7日に就航し、ドバイ発ジュネーブ行きEK83便が初便となった。9月22日からは、ドバイ-ジュネーブ線は週14往復(1日2往復)全便が新仕様機による運航となり、全便に新仕様機を投入する最初の路線になる。 10月1日からはチューリッヒ線とリヤド線にも投入し、同月9日からはブリュッセル線にも拡大する。 エミレーツは、エアバスA380型機でも777と同様にファーストクラスの改修や新ビジネスクラスの導入、プレエコの追加などを進めている。新仕様機は2機種合わせて191機で、30億米ドル(約4384億円)以上を投じる。A380の新仕様機は成田線へ2023年12月20日から、関西線へは6月1日から投入済み。
Yusuke KOHASE