昨季のEL王者アタランタが調子を上げてきた 今季スクデットの可能性はあるか「その夢が不可能ではないと思わせる根拠もある」
先日は首位ナポリをも撃破
さすがと言うべきか、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ率いるアタランタが調子を上げてきた。 今季立ち上がりのアタランタは不安定で、開幕5試合で3敗と躓いた。トリノに1-2、インテルに0-4、FCコモに2-3で敗れるなど、アタランタらしくない戦いだったと言える。 しかし、10月最初のジェノア戦に5-1で勝利したところから一気にペースアップ。ヴェローナは6-1、前節では首位を走るナポリを3-0で粉砕するなど、攻撃陣が調子を上げて5連勝だ。順位も3位に上げており、昨季のヨーロッパリーグを制した頃の強さを取り戻した。 伊『Calciomercato』によると、クラブOBで元イタリア代表のクリスティアーノ・ドニ氏もスクデットを狙えるとチームを評価する。 「確かにサポーターはスクデットについて話している。バーで議論するようなものさ。夢を見るのは素晴らしいことだし、その夢が不可能ではないと思わせる根拠もある。昨季のEL制覇はアタランタに大きな興奮をもたらし、自信を深めるものになった」 もちろんまだ序盤戦の段階だ。現時点でスクデットの議論をするのは難しいが、アタランタにその力があるのは間違いないだろう。アントニオ・コンテの下で勝てる形を見つけたナポリ、昨季セリエA王者インテルあたりがライバルとなるが、アタランタは昨季のELに続いて国内でも頂点に立てるか。
構成/ザ・ワールド編集部