【陸上】男子100メートル坂井隆一郎が今季初戦を10秒20でV「吐き気がするくらい緊張感」
<陸上:木南記念>◇12日◇大阪・ヤンマースタジアム長居◇男子100メートル決勝 昨夏の世界選手権男子100メートル代表の坂井隆一郎(26=大阪ガス)が10秒20(追い風0・2メートル)で優勝した。「勝ち切ることができて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。 後半まで競り合いながらも逃げ切った。今季は、コンディション不良で織田記念を欠場。これが初戦で「前日から吐き気がするくらい緊張感がありました」と苦笑い。順位については喜びつつも「10秒1台を狙っていた。緊張がある中でも意識して取り組めたのは良かったと思うけど、納得のいくレースではなかったので、修正したい」と次戦を見据えた。 パリ五輪イヤー。日本選手権(6月27~30日、新潟)を区切りに「9秒台を出せたら」と、記録の向上を目指す。