人類滅亡を前に欲望やエゴイズムに塗れた人々描く、ド・パールシム「斜陽族」
ド・パールシム#1「斜陽族」が12月5日から8日まで東京のOFF・OFFシアターにて上演される。 【画像】ド・パールシム#1「斜陽族」チラシ裏(他1件) ド・パールシムは2023年に東京大学で旗揚げされた、新井孔央と草加陽子による演劇ユニット。新井が作・演出を担当する本作では、「今年の冬に人類が滅亡する」という予言が囁かれる中、性愛と欲望で絡み合う人間関係が描かれる。 上演に向け新井は「『斜陽族』は、社会への希望を感じることができず、孤独で無力だと感じながら生きている私たちの、人間の内にある欲望やエゴイズムを感じることができる作品だと思います。最低で非倫理的で、欲に塗れた人々による会話で構成される本作品ですが、きっとそこには人間の生きる上で大切にしなくてはいけないもの、切実に感じているのに無意識に封じ込めているものが沢山あって、そうゆうものをダイレクトに感じられる作品です。そんな本作品を通じて、少しでも人間のことを好きになってもらえることを願っています」とコメントした。 ■ ド・パールシム#1「斜陽族」 2024年12月5日(木)~8日(日) 東京都 OFF・OFFシアター □ スタッフ 作・演出:新井孔央 □ 出演 新井智琉 / 北川駿 / 高瀬理子 / 高橋真理 / 橋詰高志 / 松本咲 / 南朱夏 / 草加陽子