日本代表撃沈の超怪物…98年アルゼンチン代表の英雄たち(5)完璧すぎる…! 全てが世界最高のスーパーマン
1998年FIFAワールドカップ・フランス大会。本大会初出場を果たしたサッカー日本代表は初戦でアルゼンチン代表と激突し、世界を知ることとなった。今回は98年W杯・日本代表戦に出場したアルゼンチン代表から選手をピックアップしてフットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。
DF:ハビエル・サネッティ(インテル/アルゼンチン代表) 1973年8月10日生(当時23歳) 97/98シーズン リーグ戦成績:28試合0得点 アルゼンチン代表通算143試合4得点 アルゼンチン代表での主な出場大会: 95年コパ・アメリカ、98年FIFAワールドカップ・フランス大会、99年コパ・アメリカ、02年FIFAワールドカップ・日韓大会、04年コパ・アメリカ、05年FIFAコンフェデレーションズカップ、07年コパ・アメリカ、11年コパ・アメリカ 完璧なサッカー選手を挙げるとするならば、このハビエル・サネッティが最も相応しいだろう。攻撃、守備、フィジカル、テクニック、知性、メンタルと全ての面において世界有数の能力を持っていた真の名手だった。 日本代表と対戦した98年は23歳。まだ若いながらもインテルで不動の地位を築き、ディエゴ・シメオネとともにUEFAカップ制覇に大きく貢献。ラツィオとの決勝戦ではゴールを決める活躍を見せていた。 能力値は全ての項目で高い数値を記録している。その中でも最高は「メンタル」。インテルファンからは“キャプテンの中のキャプテン”とも讃えられているように抜群の人間性でチームを支え、多くの人々に愛された。 その他の項目を見ていくと、「守備力」「フィジカル」「テクニック」「IQ」で90弱の数値となっている。“トラクター”の愛称もあるように強靭な力強いパフォーマンスが特徴的であり、攻守両面で高い貢献が期待できるサイドバックだった。 2014年まで続く長いキャリアの中でアルゼンチン代表としてW杯に出場したのはこのフランス大会と02年の日韓大会の2大会のみとなった。しかしそれはサネッティの問題ではなく、理解不能な理由で彼を選外とした監督たちに問題があったといえるだろう。