50代が「ニット」を品よくおしゃれに着こなすコツって?
【Point】 ゴツめの黒ブーツで足もとは今っぽく 昔の私だったらブーツもベージュでまとめていましたが、今は老け見え防止のため、足もとは“ハズす”を意識しています。
辛口に振る意識が大事【グレーのニュアンス配色】
グレーはもともと端正でクールな色だから、ちょっぴり辛口に振るほうが持ち味が生きますよね。クルーネックニット×ワイドパンツのメンズライクな組み合わせなら、グレー同士でもキレのいい迫力が。パンツをニットより一段濃くして、グレーの濃淡をつけるときれいです。 ◆少量さした白とシルバーもキレのよさに貢献 「40代まではフェミニン一辺倒でしたが、50歳を超えるとその甘さが古くさく感じることもあって。脱コンサバを図りたいとき、グレー×グレーのクールな色合わせが頼りになります。アイテムはメンズっぽいセレクトでも、同系色同士の品のよさが自分らしく落ち着くポイントに。白シャツをちらっとのぞかせたり、シルバーバッグをきかせたり。グレーのニュアンスをじゃましない無彩色をさして、着こなしに奥行きを」 ニット¥37,400/ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店(スローン)
【Point】 パールネックレスで女っぽさをひと振り グレーがメンズライクだからこそ、白パールが効果的に。小さな部分だけれど、自分らしい個性が出る気がします。
【Point】 グレー×白のスニーカーで服の色をリフレイン 厚底のデザインスニーカーは、ニュアンス配色をまったり見せないためのスパイスに。今っぽい迫力も加算できます。
◇Naho Mihirogi ’73年生まれ。メーカー勤務後、ファッションエディターに転身。会社員経験に基づいた等身大のおしゃれ理論に定評があり、コラボ商品の開発などでも活動中。身長158cm。 撮影/渡辺謙太郎 ヘア/Dai Michishita(Sun and Soil) メイク/佐々木貞江 スタイリスト/福田亜矢子 取材・原文/三尋木奈保 ※エクラ2024年11月号掲載