日本語のプロが考案「スキマ時間で語彙力&思考力を鍛える」とっておきの言葉遊び3選
子どもの”語彙力”、意識したことはありますか? 日常の会話はもとより、「国語」「算数」「理科」「社会」……すべての勉強の土台となる“語彙力”。最近は中学入試でも記述式の問題が増える傾向にあり、ますます注目されています。 国語の成績がいい子は算数も優秀ってほんと? 「国語力」なるものにだまされてはいけない意外な理由 “語彙力”を増やしたいけれど、具体的にどんなことをしたらいいんだろう? と悩んでいる人におすすめの一冊が、日本語研究の第一人者、齋藤 孝先生による書籍『親子で楽しく考える力が身につく! 子どもの語彙力の育て方』です。 今回はその中から、移動中や寝る前など、隙間時間にも気軽にトライできる、「親子でできる言葉遊び」を3種類ご紹介します!
親子でできる言葉遊び
カンタンな言葉遊びです。何の準備もテキストも必要ありません。思いついた言葉を言い合ったり、オリジナルな言葉を作ったり、クイズを出したりするゲームです。 これはゲームであってテストではないので、もし子どもが答えに詰まったら、どんどん助けてあげましょう。大事なのは長く続けること。子どもが飽きずにやり続けることで、語彙力も親子の関係もよくなることでしょう。
コツ1:「~と言えば」でつなぐのは、どんな単語でもいい。 コツ2:話の中身がなくたってかまわない! とにかく続ける! 例1:「ホットコーヒーと言えば、飲むならやっぱりカフェオレだよね」 例2:「間違えたと言えば、となりのポチのことをタマって呼んじゃったよ」 例3:「買ったと言えば、友だちが新しく買ったスカートがかわいかったなぁ」
【語彙力ポイント】
たわいのない話を続ける「雑談力」が身につきます。
コツ1:語尾が同じ言葉を、とにかくポンポン出す。 コツ2:2人とも言葉が出てこなくなったら、別の語尾に変える。 例: 「いきなり」→「おざなり」→「かなり」→「雷」 「支度」→「帰宅」→「選択」→「洗濯」 「気配」→「崇拝」→「後輩」→「采配」 「整頓」→「広かん東とん」→「布団」→「ぼっとん」 「頼り」→「何より」→「耳より」→「日和」