ミスタープロレス天龍源一郎さん32年ぶり古里のリングに 9月22日に福井県勝山市で開くプロレス大会であいさつ
福井県勝山市出身の元プロレスラー天龍源一郎さん(74)が登場する「大日本プロレス勝山大会~龍魂伝承~」が9月22日、市体育館ジオアリーナで開かれる。天龍さんが1992年以来、勝山の特設リングに上がりあいさつするほか、同市出身の現役レスラーら約20人が熱戦を繰り広げる。 天龍さんは63年に13歳で大相撲の二所ノ関部屋に入門。76年にプロレスに転向し、ジャイアント馬場さん、アントニオ猪木さんら数々のレスラーとの名勝負を繰り広げた。「ミスター・プロレス」と呼ばれ、還暦を過ぎても第一線で戦い続け、2015年に引退した。 今年、1964年の初土俵から60年を迎えたことと、「かつやま龍魂大使」に委嘱している勝山市の市制施行70周年を記念。市内の有志らでつくる実行委員会と、実行委メンバーと天龍さんが1992年に勝山市で試合を行ったことをきっかけに交流を続ける大日本プロレスの登坂栄児代表(53)、天龍プロジェクトが協力した。大日本プロレスのレスラーや、勝山市出身で新潟プロレス所属の齊藤陽輝さん(28)らが試合を行う。 天龍さんの長女で天龍プロジェクト代表を務める嶋田紋奈さん(41)は「このような形でふるさとに帰れることを父もすごく楽しみにしている」と話す。 午後1時試合開始。特別リングサイド5千円(当日5500円)、リングサイド4千円(同4500円)、自由席3千円(同3500円)。「勝山で新たなプロレス文化が根付くきっかけになれば」(実行委)と、自由席のみ中学生以下は入場無料とした。チケットは勝山サンプラザ、カフェレストラン「ハッピー」のほか、チケットぴあなど各プレイガイドで。問い合わせは大日本プロレス=電話045(507)1751
福井新聞社