才木浩人（中央）の誕生日を祝う侍ジャパンのナイン＝バンテリンドームナゴヤ（撮影・長尾みなみ）

今月開催の国際大会「ラグザス　presents　第3回WBSCプレミア12」で2連覇を目指す野球日本代表は7日、休養日で一部選手がバンテリンドームで調整した。野手では清宮幸太郎内野手（25）=日本ハム=が休日返上でティー打撃などをこなし、「そんなすごく意識高いみたいな感じじゃないですけど、体を動かしておきたかった」と軽めに調整した。 清宮は高校時代に愛知でプレーしたいい思い出があるといい「愛知で高校通算100号を打ちました」と笑顔が映えた。記憶もバッチリで「覚えてますよ。招待試合で土日で4試合くらいやって、4本くらい打った。小牧市民球場でした」と語り、「享栄の右投手。名前までは分からないですけど、顔はなんとなく覚えています」と振り返った。 高校3年生だった2017年6月5日に小牧市民球場で行われた招待試合。「3番・一塁」で出場した清宮は九回1死で右中間席の場外へ推定135メートルの高校通算100号本塁打を放った。その後は通算111本塁打まで伸ばし、当時の高校生記録を更新した。「全部、本塁打は覚えてます。それこそ鵜飼とかも中京大中京でいましたし、しっかり僕たち本塁打を打たれましたし、覚えてますよ」と清宮。節目を到達した縁ある地で、13日に開幕するプレミア12に向けて状態を仕上げていく。