マンガ、ゲーム、動画配信…若い世代が勤しむ“趣味系ポイ活”、隙間時間も逃さないお得術とは?
多少は経済が上向く兆しが見えたとはいえ、まだまだ庶民のお財布事情は厳しい。「趣味にはいくらお金を使っても惜しくない」という人も、減っているだろう。さらに、若年層を中心に「タイパ(タイムパフォーマンス)」という考え方も広まり、いかに自分の限りある時間を有効に使うか?が重要な昨今だ。そんな中で注目されているのが、趣味と実益を兼ね、隙間時間をも有効活用できる「ポイ活」。ゲームやマンガなど、隙間を埋める趣味を楽しみながらポイントも獲得できるとあって、特に若年層に人気だという。ポイ活サイト最大手の『ポイントタウンbyGMO』に、趣味系ポイ活の現状や有効活用法を聞いた。 【お得】「スタバ飲みたいけど高い…」そんな人に朗報、サイズアップにおかわり110円…3つの“裏ワザ”でリーズナブルに ■求めるのは「趣味と実益を兼ねたポイ活」、若者世代に浸透 ポイントがお金と同等の価値を持つようになった今、幅広い世代がポイ活に勤しんでいる。特にネットサービスとポイ活の相性はよく、オンラインショップで買い物をする際やサービスに課金する際に、「ポイントでいくらお得になるか」を意識する人は多いはずだ。「ポイント還元率の高いタイミングに買う」「ポイ活サイトを経由してWでポイントをゲットする」といった行動も見られ、ポイントは確実に現代人の消費行動に大きな影響を与えている。 「今や多く企業が『ポイント施策はサービスの認知拡大に有効』と考えているようです」と語るのは、ポイ活サイト最大手『ポイントタウンbyGMO』の木曽川祐太さん。その言葉どおり、同サイトにはあらゆる商品やサービスのポイント還元情報が掲載されており、「毎日のように新規案件が追加されている」とのことだ。 「コロナ禍にはゲームやマンガ、動画配信サービスなど“おうち時間”を充実させるネットサービスが増え、ポイント施策も活発に行われていました。“アプリをインストールするだけでポイント獲得”といった案件も多かったですね。ところが、インストール数は伸びているのにサービスが利用されていない実態も多々見られたことから、Apple Storeのレギュレーションが変わり、最近は“インストール後に条件達成でポイント還元”という方向にシフトしています」(木曽川さん) 一見、条件が厳しくなったように見えるが、ユーザーにとっては本当に利用したいサービスを使った上にポイントがもらえ、企業側としてもポイントがサービス利用の動機付けとなるという、両者にとって本質的にWin-Winな状況になったのは間違いない。 「一気に大量ポイントが獲得できるサービスもありますが、その多くは1回限りのもの。やはり日常的・継続的に利用するサービスはポイ活との相性がよく、特におこづかいが限られた10~20代の若者はマンガやゲームといった趣味と実益を兼ねたポイ活を活発にしている印象があります」(木曽川さん)