「地獄の痛み」羽田空港から緊急搬送された芸人・山本高広「半日遅かったら命が危なかった」当時の状況を語る
── そこからすぐに手術を? 山本さん:夜中だったため専門の医師がおらず、「明朝もう一度、泌尿器科を受診してほしい」と言われました。一番強い痛み止めが効いていたため痛みもだいぶおさまっていたこともあり、朝まで家で待機しました。病院が開いたと同時に、昨日の検査結果とともに再び体を診てもらうと、「左結石性腎盂腎炎」ということが正式にわかり、当日の手術が決まりました。 といっても、順番があるので手術を受けられるのはその日の5番目で、時間も夕方と言われました。さいわい痛み止めがよく効いたので、家に一度戻って入院準備をして、再度病院へ。そのときはあまり痛くはなかったので「本当に手術するんだよな?」とちょっと不思議な感じでした。
手術の開始から終わりまではあれよあれよという間でしたね。病院に戻ると予定より早く手術ができることになり、家族に連絡したのですが間に合わず。手術室に入ったら全身麻酔で、気づいたら意識がありませんでした。
■出血で地獄のような痛みを経験し ── 手術はどれくらいの時間かかったのでしょうか? 山本さん:手術時間は30分ほどで、そこから10分ほど経って目が覚めたら病室に家族が来ていました。手術は無事に終わったのですが、そこからが地獄で…。手術で尿管に管を通し、そこから石が出るのを待っている状態だったのですが、とにかくものすごい血が出るんです。手術当日はオムツをしていたのですが、それも真っ赤。頻繁にトイレに行きたくなるのですが、お小水を出すと痛いし、血尿だし…。でもトイレには行きたいという気持ちのせめぎ合いで、本当に地獄のような日々でした。
3日目くらいからようやく尿がピンク色になり、4日目にはふつうの状態に。手術から5日目でようやく退院となりました。 ── 退院後もしばらく通院を? 山本さん:管から石が出たら完治なのですが、ちょうど昨日(9月19日時点)、病院でCTを撮ったら石がないことがわかり、ようやく管を外せました。退院する日に石のようなものが出たのでそれだったのでは…と僕は思ったのですが、それについては誰もはっきりとしたことは言ってくれていないので、真相は闇の中です。まあ、結果的にもう石はなく、元気になれたのでよかったです。