【チャンピオンズC】マイルCS南部杯やJBC競走の前走地方組を重視 東大HCの本命はテーオーケインズ
冬のダート王決定戦
今週日曜日、中京競馬場でGⅠ・チャンピオンズCが行われる。みやこSを3馬身差で快勝した新勢力筆頭セラフィックコール、マイルCS南部杯で驚異の2秒差勝ちしたレモンポップ、JBCレディスクラシックを圧勝してJpnⅠ初制覇を果たしたアイコンテーラー、シリウスSを勝ったハギノアレグリアス、JBCクラシック3着のテーオーケインズ、帝王賞連覇のメイショウハリオなどがエントリーしてきた。 【チャンピオンズカップ2023 注目馬】海外を転戦し着実にレベルアップ、先行力武器にGⅠ制覇だ! SPAIA編集部の注目馬を紹介(SPAIA) BCクラシックに挑んだウシュバテソーロこそ不在だが、日本のダートGⅠ、JpnⅠ戦線をリードする一流馬たちが顔をそろえた。中京に舞台が移った14年以降のデータから、馬券戦略を検討する。
前走地方組に注目
<チャンピオンズC・前走場所別成績> 盛岡【3-3-1-14】勝率14.3%/連対率28.6%/複勝率33.3% 大井【2-0-2-11】勝率13.3%/連対率13.3%/複勝率26.7% その他地方【3-2-0-12】勝率17.6%/連対率29.4%/複勝率29.4% JRA【1-4-6-73】勝率1.2%/連対率6.0%/複勝率13.1% ※海外【0-0-0-4】 チャンピオンズCは前走コースとの連関がはっきりしているレース。目立つのは前走地方組8勝で、特に前走盛岡組は【3-3-1-14】複勝率33.3%と安定感がある。マイルCS南部杯組が【2-2-1-6】複勝率45.5%と好成績だ。ハイレベルになる年が多い同レースを経て出走してきた馬は、ここでも上位候補と言える。 前走大井組も内訳はすべてJBC3競走を使われていた馬。やはりハイレベルなJpnⅠを経験した馬が強い。ただ着順別に見ると1着【0-0-0-4】、2着【1-0-2-1】、3着【1-0-0-2】、4着以下【0-0-0-4】。惜敗組が馬券圏内に入ってくるケースが多い。 これらに対して前走中央組は、昨年ジュンライトボルトが中京開催のシリウスSから優勝してはいるが、複勝率13.1%と凡走が多い。一線級の馬たちはこぞって南部杯やJBCに出走することから、どうしても中央のレースは一枚落ちてしまうのだろう。そこで勝った馬でも【1-2-1-18】複勝率18.2%、複勝回収率43%と低調であり、押さえに留めたい。